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■『変革の哲学』まえがき(1)■~変革のための最初の組織~

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 おはようございます。 終戦80年、 その日と同じまぶしい陽が射し込む 高知の朝です。 勝てる見込みのない中で、 広島、長崎に原爆が落とされ、 さらなる犠牲者を生み出した挙句、 8月15日を迎えた。 日本では戦後生まれの”戦争を知らない世代”が 9割を大きく超えるようになったが、 世界を見ると戦争状態の地域が現存し、 無垢の市民が犠牲になり続けている。 この日を機に、改めて、 多くの犠牲者への鎮魂とともに、 次の世代が犠牲者にならないことを 祈念したい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ 上田さんは前作で、 読者から寄せられた 「琴線に触れたところに 傍線を引いていったら、 線だらけになってしまった」 との声から 『ドラッカー名言集』の四部作を 生み出しました。 このシリーズは、 「経営の哲学」 「変革の哲学」 「歴史の哲学」 「仕事の哲学」 から成りますが まずは「変革の哲学」を読みたいと思います。 ドラッカーの記した、 著者まえがきから始めます。 「人類の歴史において、  変革のための最初の組織が企業だった。  それまでは、あらゆる人間集団と組織が、  継続のためのものだった。  変化を阻止し、  少なくとも変化を減速させるものだった。」 (『変革の哲学』 著者まえがき)

■あとがき(4)■~今ドラッカーならば何と言うか~

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 おはようございます。 天頂に半分ほどの月が、 淡く浮かぶ高知の朝です。 今朝は蒸し暑く感じます。 これから日中も晴れ、 真夏の暑さは続きそうです。 熱中症に気を付けましょう。 木曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ 上田さんは、 「今ドラッカーならば何と言うか」 と考えられるのも、 ドラッカーであるとする。 しかも、ドラッカーの後に ドラッカーを継ぐ者はいないが、 ありがたいことに、 10年後、50年後にもドラッカーはいると続ける。 そして、 本書は、ドラッカー百科たることを 意図して連載を開始したものであるとし、 次のとおりあとがきを締める。 「今6年を経て300回を越えた。  ここに160編を編纂し、  世のドラッカリアンおよびこれからの  ドラッカリアンに捧げるものである。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』 あとがき) 「あとがき」読了です。

■あとがき(3)■~生きる者を動かし続ける巨人~

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 おはようございます。 曇り空の高知の朝です。 今朝も暑さは穏やかですが、 段々蒸し暑くなってきました。 日中は晴れ間も出て真夏の暑さになります。 熱中症に気を付けましょう。 水曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~あとがきから 「経営学の巨人の名言・至言―3分間ドラッカー」の連載が 129回目を迎えた2005年11月11日、 96歳の誕生日を一週間後に控え、 ピーター・F・ドラッカーは逝った。 上田さんがその週に紹介した名言は、 「今日再び人類は大きな発展を遂げようとしている。 われわれは仕事に知識を使い始めた」 だった。 上田さんは、 いかに大家であろうとも、 多くの人は鬼籍に入れば 影響力は薄れるものだが、 時として、 今生きる者を動かし続ける巨人がいる、 ドラッカーがそのような人であるとする。 「ドラッカーは、21世紀を動かし続ける。  今も書店の経営書コーナーの  中核を占めているのはドラッカーである。  現実の経営を動かしているのもドラッカーである。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』 あとがき)

■あとがき(2)■~ドラッカーの百科全書~

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 おはようございます。 曇り空の高知の朝、 天頂に朧月が薄く見えます。 深夜は蒸し暑く、 早朝には肌寒く感じるほど 涼しく感じます。 日中は雨が降りの真夏日、 むし暑い一日になりそうです。 三連休明けの火曜日、 今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『「経済人」の終わり』から 上田さんは、 『ドラッカー名言集・仕事の哲学』 をはじめとする四部作を生みだした 2003年のころ、 ドラッカーの広大な世界についての 百科全書が欲しいという 読者の声を耳にした。 早速ドラッカーに相談したところ、 問題ごとに焦点を絞って 解説すれば良く、 引用は自由に行って良いとも言われた。 こうして、2003年4月上田さんは、 「週刊ダイヤモンド』にて、 「経営学の巨人の名言・至言―3分間ドラッカー」 の連載を始めた。 「その連載が129回目を迎えた  2005年11月11日、  96歳の誕生日を一週間後に控え、  現代社会最高の哲人とされ、  かつマネジメントの父とされた  ピーター・F・ドラッカーは逝った。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』 あとがき)

■あとがき(1)■~面白かった。次は何を読んだらよいのか~

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 おはようございます。 どんよりとした曇り空の 高知の朝です。 熊本には大雨特別警報が出されたようです、 お気を付け下さい。 この雨は段々北上、 よさこい真っ最中の 高知でも降りそうです。 三連休最終日、良い休日をお過ごし下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『「経済人」の終わり』から 『「経済人」の終わり』の本編は昨日で読了、 訳者上田惇生さんのあとがきを読みます。 上田さんは2019年1月10日に亡くなられました。 上田さんは、 寄せられた 「面白かった。次は何を読んだらよいのか」 という声から、 ドラッカーの世界の地図を描き、 日本発の世界的ベストセラーとなった 『はじめて読むドラッカー・シリーズ [自己実現編]プロフェッショナルの条件』を はじめとする四部作を生みだした。 それは2000年のことで、 その後、 「琴線に触れたところに傍線を引いていったら、 線だらけになってしまった」 との声から、 『ドラッカー名言集・仕事の哲学』をはじめとする 四部作を生み出した。 「使った名言は総計800、候補は7000に及んだ。  これは中国、台湾、韓国で翻訳出版された。  2003年のことだった。  いずれも、ドラッカー教授本人の応援、  指示のもとに編集した。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』 あとがき)

■機会不平等にも通じる経済至上主義(3)■~混沌たる群集~

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 おはようございます。 曇り空の高知、 涼しい朝です。 これからぼちぼち雨が降り始め、 一日続きそうです。 でも強くは降らなさそうです。 よさこい踊り子さんには 恵みの雨になりそうです。 日曜日、良い休日をお過ごし下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『「経済人」の終わり』から 上田さんは、 全体主義という逃げ場さえ 用意されていないとき、 社会から疎外された者の行先として、 ドラッカーは日本の会社主義に期待した、 とした。 そして、 経済のために生き、 経済のために死ぬという 経済至上主義からの脱却を求めた ドラッカーの問題意識は、 実に約70年を経た今日、 ニート、フリーター、契約社員、 委託先社員、アルバイトなど、 非正規社員の問題を抱える われわれの問題意識と まったく同じである、 と続ける。 ドラッカーは、 かつてフォード・モーター社が、 賃金を三倍に引き上げることによって、 定着率を高め、 労務コストを下げ、 アメリカの中流社会化の 口火を切るという偉業を 成しとげた物語を伝える。 その志を現代日本に期待するのは 無理なのだろうか。 ドラッカーは、 一人ひとりの人間は、 その意味を受け入れることも 自らの存在に結びつけることもできない 巨大な機構の中で孤立しているとし、 さらに続ける。 「社会は、  共通の目的によって結びつけられた  コミュニティではなくなり、  目的のない孤立した分子からなる  混沌たる群集となった。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅴ 変化を捉える 6 日本の進む道とは)

■機会不平等にも通じる経済至上主義(2)■~日本の会社主義に期待~

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 おはようございます。 曇り空の高知の朝です。 今朝も暑さは穏やかです。 この雲は昼過ぎには雨をふらせはじめ、 明日に続きそうです。 今日からよさこいが始まりますが、 生憎の天気ですね。 踊り子には恵みの雨かもですね。 土曜日、良い週末をお過ごし下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『「経済人」の終わり』から 上田さんは、 ドラッカーの処女作である 「『経済人』の終わり」の「経済人」とは、 経済至上主義のことだった、 とした。 しかし当時、 経済至上主義たる ブルジョア資本主義と マルクス社会主義に 代わるものとしての 脱経済至上主義は、 ファシズム全体主義しかなかったが、 それはあまりに 自由と平等に反していたと続ける。 そして、 「現代社会最高の哲人」と呼ばれ、 「マネジメントの父」と言われた ドラッカーの問題意識は、 ここに端を発したのだとする。 「全体主義という逃げ場さえ用意されていないとき、  社会から疎外された者はどこへ行くのか。  だからこそ、  ドラッカーは行き過ぎを懸念しつつも、  日本の会社主義に期待した。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅴ 変化を捉える 6 日本の進む道とは)

■機会不平等にも通じる経済至上主義(1)■~社会制度としての信用~

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 おはようございます。 曇り空の高知の朝です。 今朝の空気は さわやかに感じる涼しさですが、 日中は晴れて厳しい暑さ。 お気を付け下さい。 金曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『「経済人」の終わり』から ドラッカーは、 経済的自由によって 平等を実現できなかったために、 ブルジョア資本主義は そのもたらした物質的恩恵にもかかわらず、 プロレタリアの信用を失ったとする。 そして、 経済的、社会的に大きな恩恵を受けた 中流階級の間でさえ、 社会制度としての信用を失ったと続ける。 上田さんは、 生産手段を人民のものにするという マルクス社会主義の処方も、 ブルジョア資本主義と同様、 約束した平等は実現できなかった、 とする。 そして両者は、 経済を中心に置く 経済至上主義だったのだと続ける。 「ドラッカーの処女作、  1939年の「「経済人」の終わり」でいう  「経済人」とは、  すなわちこの経済至上主義のことだった。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅴ 変化を捉える 6 日本の進む道とは)

■日本発展の根底には知覚の能力(2)■~西洋の制度と製品の本質~

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 おはようございます。 曇り空の高知の朝です。 今日は一時雨、 むし暑い一日になりそうです。 木曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『すでに起こった未来』から ドラッカーは、 日本の特質は分析ではなく 知覚にあるとし、 近松門左衛門の文楽と歌舞伎は、 カメラとスクリーンこそ使わなかったが、 高度に映画的だとも言った。 上田さんは、 登場人物は何を言うかよりも、 どう見えるかによって性格づけされ、 役者が不動の形を取る見得は、 まさに映画のクローズアップである、 とする。 ドラッカーは、 日本の近代社会の成立の根底には、 その伝統における知覚の能力があると看破するが、 これによって日本は、 西洋の制度と製品の本質を把握し、 再構成することができた。 ドラッカーは、 次のとおり明言する。 「最も重要なことは、  日本は知覚的であるということである。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅴ 変化を捉える 6 日本の進む道とは)

■日本発展の根底には知覚の能力(1)■~紫式部の「源氏物語」~

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 おはようございます。 曇り空の高知の朝です。 東の空から明るくなり始め、 猛暑の気配がします。 朝の涼しさは今日はなし、 日中も猛暑、 気を付けましょ。 水曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『すでに起こった未来』から ドラッカーは、 分析に対置するものとしての知覚こそ、 10世紀以降の日本画における 継続的な特性であるとする。 上田さんは、 日本の歴史と社会についての第一人者、 エドウィン・O・ライシャワー元駐日大使が、 日本は壮大な哲学を生み出していないと言ったとき、 ドラッカーは、 日本の特質は分析ではなく 知覚にあると言ってくれた。 ドラッカーは、 中世における西洋最大の偉業、 トマス・アクィナスの 「神学大全」に対置するべきは、 宮中の愛と病と死の描写からなる 世界最高の小説、 紫式部の「源氏物語」だという。 「近松門左衛門の文楽と歌舞伎は、  カメラとスクリーンこそ使わなかったが、  高度に映画的だともいう。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅴ 変化を捉える 6 日本の進む道とは)

■モデルたりうるか、日本(2)■~人を大切にする伝統~

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 おはようございます。 奈半利川の岸辺にある北川村温泉 ゆずの宿、 2年ぶりの訪問。 とろとろした源泉、 いい湯です。 残念ながら早朝は入れないようで、 温泉好きの孫はがっかりです。 今日も暑そうです。 お気を付け下さい。 火曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『明日を支配するもの』から ドラッカーは、 知識が中心の社会の中で、 安定、コミュニティ、調和を維持しつつ、 人の移動の自由、 すなわち転職の自由を 実現することを願った。 ドラッカーの理想は、 人を大事にする伝統を守りつつ、 転職の自由を実現することであり、 人を大事にしない社会が 他の国のモデルになることはない。 上田さんは、 ドラッカーの期待に背かないためにも、 人を大切にする日本の伝統は 失ってはならないとする。 ドラッカーは次のとおり断じる。 「日本も、  今日の姿とは違うものになるだろう。  あらゆる先進国が今日の姿とは違うものになる。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅴ 変化を捉える 6 日本の進む道とは)

■モデルたりうるか、日本(1)■~終身雇用制のメリット~

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 おはようございます。 穏やかな青空が広がる高知の朝です。 昨日は後免にある海洋堂、 赤岡の絵金蔵に行き、 孫に新旧のカルチャーショックを 投入しました。 いい思い出になったことでしょう。 月曜日、今週もよろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『明日を支配するもの』から ドラッカーは、 今日最も困難な試練に 直面している先進国が、 この半世紀の間、 社会として最もよく機能してきた 日本であるとする。 日本がバブル崩壊で 閉塞状態にあるとき、 日本がモデルたりうるとして ドラッカーは エールを送ってきたが、 それが終身雇用制だった。 ドラッカーは、 この終身雇用制のメリットとして 人と人の絆を挙げていたが、 知識が中心の社会では、 移動の自由が不可欠なのである。 「そこでドラッカーは、  日本が社会的な  安定、コミュニティ、調和を維持しつつ、  人の移動の自由、  すなわち転職の自由を実現することを願った。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅴ 変化を捉える 6 日本の進む道とは)

■日本独自の新たな解を(4)■~ネクスト・ソサエティの到来~

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 おはようございます。 朝から快晴の高知の朝です。 朝方の気温は随分と涼しくなりましたが、 7時を過ぎるともう夏の空気です。 段々上昇、昼間は猛暑ですよ。 昨日は孫と半世紀ぶりに龍河洞、 涼みました。 日曜日、良い休日をお過ごし下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『ネクスト・ソサエティ』から 上田さんは、 今の日本こそ、 日本の社会に根ざした 新しい制度、政策、慣行を緊急に 生み出さなければならない、 とした ドラッカーは、 産業、雇用、教育、医療、年金 その他すべて、 経済の仮面をかぶった 社会の問題だという。 いずれも、 あらゆる先進国と 新興国が抱えている問題だが、 すべて社会のあり方にかかわる 問題であるがゆえに、 それぞれの国が それぞれの伝統のうえに、 それぞれの解決策を 見出すべきものである。 ドラッカーは、 次の社会たるネクスト・ソサエティは すでに到来しており、 もとには戻らないとする。 さらに続ける。 「急激な変化と乱気流の時代にあっては、  大きな流れを知り、  基本に従わなければならない。  個々の変化に振り回されてはならない。  その大きな流れがネクスト・ソサエティの到来である。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅴ 変化を捉える 6 日本の進む道とは)

■日本独自の新たな解を(3)■~弥縫策のまま~

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 おはようございます。 明るい空の高知の朝です。 ぐっと涼しい空気です。 でも日中は相変わらずの猛暑、 油断しないように。 小三の孫が一人で来高。 夏休みのひと時、遊ぼう。 土曜日、良い週末をお過ごし下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『ネクスト・ソサエティ』から 上田さんは、 戦後のリーダーたちが生み出した 社会的イノベーションは、 1990年ころまで見事に機能し、 日本の面目躍如たるものだった、 とした ドラッカーに言わせるならば、 何しろ日本は、 大化の改新において 中国の制度を日本化したばかりか、 明治維新においては、 日本の西洋化ではなく 西洋の日本化に成功した国だったのだ。 だが、それら過去の制度、政策、慣行も 期限切れとなり、 もはや、満足に機能しているものは少なく、 雇用や高齢者医療などへの取り組みは 弥縫策のままである。 「したがって、今の日本こそ、  あくまでも日本の社会に根ざした  新しい制度、政策、慣行を緊急に  生み出さなければならない。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅴ 変化を捉える 6 日本の進む道とは)

■日本独自の新たな解を(2)■~すばらしい社会的イノベーション~

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 おはようございます。 真夏の厳しいお日さんが ジリジリと射し始めた高知の朝です。 今日は猛暑になりそうです。 気を付けましょう。 金曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『ネクスト・ソサエティ』から 上田さんは、 日本の経済成功をもたらした 制度、政策、慣行などの経営手法を 後押ししたのは、 ドラッカー、デミング、ジュランだったのだ、 とした そして、 それらの経営手法は、 日本の社会に根ざしていたため、 成功したのだと続ける。 戦後の荒廃から 今日の経済をもたらしたのは、 戦後のリーダーたちが生み出した それらの制度、政策、慣行だったのだ。 「いずれもすばらしい社会的イノベーションだった。  しかも、1990年ころまで見事に機能した。  日本の面目躍如たるものだった。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅴ 変化を捉える 6 日本の進む道とは)