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∬ちょこっと、P.F.ドラッカー∬ ■ 有能な経営者ほど決断が少ない ■

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「期待をし、実行し、確認する ・・・・一連の繰り返しから、初めて将来を見通す力が養われてきます。 とはいえ、予測可能な将来とは、せいぜい二年先といったところでしょう。 優秀なリーダーはその時、 「この限られた期間で自分にできる仕事は何か」 「何に集中すべきか」 「それは本当に重要なのか」、 そして「それは部下や上司、同僚に本当に理解されているか」を確認します。 なすべきことを考え抜き、なすべきことの中で 何がいちばん重要かを考え抜く姿勢を貫きます。 興味深いことに、このような習慣を持つ真に有能な経営者ほど、 決断を下す機会が非常に少なくなります。 ただ、優先順位だけを決めていくことになるからです。」 ~「ドラッカーの遺言」 期待をし、実行し、確認する・・・・   この”フィードバック分析”を実践する中から、将来を見通す力が養われるという。 やるべきことの選択は概ね為されていて、それらの優先順位付けを行うだけでよくなるとのことです。 ”決断”に費やす、エネルギーや時間をほかの”機会”に振り向けられるんですね。 ≪ママドラ「主婦が使えるドラッカーのマネジメント論」≫ http://www7b.biglobe.ne.jp/~pm-consortium/access1int.html ≪PM研究会≫ http://www7b.biglobe.ne.jp/~pm-consortium/index.html ザ・ビートルズ...

∬ちょこっと、P.F.ドラッカー∬ ■ 「決定」の本質 ■

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「また決定とは、「将来に対する現時点でのコミットメント」でもあります。 残念ながら、人間は正確に未来を予測する能力を持ってはいません。 決断した通りにことが運ぶ可能性はせいぜい50パーセントであり、 残りの半分はうまくは行きません。 だからこそ、リーダーは注意深く人の話に耳を傾け、 チャンスとリスクのバランスを考え抜き、 人選にできる限りの時間を割く必要があるのです。」 ~「ドラッカーの遺言」 物事の決定に当たって、50%はうまくいかないというリスクはあるけれど、 その時点での最善を探る必要がある。 そのためには、その物事に近い人の話をよく聞く等注意深く 様々な状況を把握する必要があるんですね。 ≪ママドラ「主婦が使えるドラッカーのマネジメント論」≫ http://www7b.biglobe.ne.jp/~pm-consortium/access1int.html ≪PM研究会≫ http://www7b.biglobe.ne.jp/~pm-consortium/index.html ザ・ビートルズ...

∬ちょこっと、P.F.ドラッカー∬ ■ 中国中心主義への警戒 ■

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「かつての日本だけが突出する状況が劇的に変化し、 定義し直されたとさえ言えるアジア圏は、 今後いったいどのように発展していくのでしょうか? ASEANがどの程度の経済圏となり得るのか、 正直なところ私には予測がつきません。 私が注目しているのは、ただ一点のみ、 アジアに起こる変革が、中国を中心としたものとなるのか、 という問題です。 個人的には、中国を軸に据えたアジアの再編は 間違いであると考えています。 そうなると、アジアは中国に支配される地域に なってしまうでしょう。」 ~「ドラッカーの遺言」 ドラッカーは中国への警戒感を示しています。 いづれにせよ、目の離せない状況ですが、 日本は、アジアでの自らの位置と役割を きちっと定義付け、そのためのビジョンを持ち リーダシップをとるための努力が必要なんですね。 ≪ママドラ「主婦が使えるドラッカーのマネジメント論」≫ http://www7b.biglobe.ne.jp/~pm-consortium/access1int.html ≪PM研究会≫ http://www7b.biglobe.ne.jp/~pm-consortium/PMC.html ザ・ビートルズ...

∬ちょこっと、P.F.ドラッカー∬ ■ 「日本の危機」の嘘 ■

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「「失われた10年」という言葉に代表されるように、 この十数年間、「日本が危機的状況に瀕している」 という言われ方が幾度となく繰り返されてきました。 --明らかな間違いです。日本が直面しているのは危機ではなく、 時代の変わり目=移行期だからです。」 ~「ドラッカーの遺言」 そこで、必要になるのは、時代が変わったことを認め、 その変化に対応していくための意識改革という。 その変化は、経済のグローバル化、保護主義の死滅、 労働市場の質の変化にあるという。 全てのビジネスプロセスが国際競争の中におかれ、 それに伴い、労働者の質もそれに対応できる新しい”知識” が求められるようになったということ。 この変化を拒絶せず、いかに対応するかということに チャレンジしなくてはならないんですね。 ≪ママドラ「主婦が使えるドラッカーのマネジメント論」≫ http://www7b.biglobe.ne.jp/~pm-consortium/access1int.html ≪PM研究会≫ http://www7b.biglobe.ne.jp/~pm-consortium/PMC.html ザ・ビートルズ...

∬ちょこっと、P.F.ドラッカー∬ ■ 生き方は教えられない ■

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「私たちが生きる時代は移行期に差し掛かっており、 変化の時を迎えている-- このような指摘をすると、決まって訊ねられる質問があります。 「新しい時代の中で、私たちはどう生きていけばよいのでしょうか?」 残念ながら、私には生き方を教えることはできません。 しかし、先に紹介したように、知識労働が中核をなす「知識社会」の伸展に伴って、 私たち一人一人に強く要求されるように なってきたことがあります。 それが--、個人のイノベーションです。」 ~「ドラッカーの遺言」 個人のイノベーション、、、 自分自身の強みを見つけ、その強みをさらに向上させるために必要な 新しい知識を探す。 そしてそれを活動に結び付ける。 そして、そこに止まらず、さらに向上を目指す。 いわば、強み向上の自己サイクルを回し続けることが大切なのでしょう。 ≪ママドラ「主婦が使えるドラッカーのマネジメント論」≫ http://www7b.biglobe.ne.jp/~pm-consortium/access1int.html ≪PM研究会≫ http://www7b.biglobe.ne.jp/~pm-consortium/PMC.html ザ・ビートルズ...

∬ちょこっと、P.F.ドラッカー∬ ■ 自らの責任で自らを高める ■

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「知識社会において成果を挙げ得る人間であり続けるためには、 スキルを更新する教育を何度も何度も繰り返し受けることが必要と なります。真の意味での「生涯教育」であり、 つねに教育に立ち返るこの姿勢こそが、 個人のイノベーションを促進してくれます。 生涯にわたる継続的学習が不可欠となった事実を受け入れ、 つねに再教育を受ける心構えを持ち、それを自己責任であると 認識すること-- 「いま何を捨て、何を選択し、自己を高めるために何を学ぶべきか」 を絶えず問い続けなくてならないこと --いま、すべての人が身をもって知るべき事実です。」 ~「ドラッカーの遺言」 社会の様々な場面は、常に変化し続けており、その対応は組織及びそれを構成する個人の責任にある。 この責任の元で、それぞれが新しいもの、必要なものを選択し学び、向上する。 そしてそのためには不要なものを捨て去る必要があるんですね。 ≪ママドラ「主婦が使えるドラッカーのマネジメント論」≫ http://www7b.biglobe.ne.jp/~pm-consortium/access1int.html ≪PM研究会≫ http://www7b.biglobe.ne.jp/~pm-consortium/PMC.html ザ・ビートルズ...

∬ちょこっと、P.F.ドラッカー∬ ■ 知識は新しい知識を求める ■

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「知識社会では、知識を有するあらゆる者が4,5年おきに 新しい知識を仕入れなければならない。 さもなければ時代遅れとなる。 このことは、知識に対して最大の影響を与える変化が、 それぞれの知識の領域外で起こるように なっていることからも、重大な意味をもつ。」 ~「歴史の哲学」 商品やサービスの開発に際して、 一つの領域の知識のみでは市場満足を作り出すことに 限界があるんですね。 例えば、国内フィルムメーカが化粧品開発の知識・技術を習得 しビジネスに成功した事例のとおり、イノベーションには それまでの概念を超えた、多様な領域に突っ込んだ考えを 持つ必要があります。 ≪ママドラ「主婦が使えるドラッカーのマネジメント論」≫ http://www7b.biglobe.ne.jp/~pm-consortium/access1int.html ≪PM研究会≫ http://www7b.biglobe.ne.jp/~pm-consortium/PMC.html ザ・ビートルズ...