■ドイツ銀行物語■~トップマネジメントとは権力か?~
本日から、Part3、マネジメントの戦略のパートに入る。
まず、トップマネジメントつまり、事業の執行責任者の仕事と組織を分析する。
ドラッカーは、1870年代のドイツ銀行の成功プロセスを例に挙げる。
ドイツ銀行で行われたことは、まず銀行の活動を分析すること、
次に、それぞれの活動をトップマネジメントのメンバーに責任を持たせたことであった。
そして、少数の専門スタッフからなる役員室を創設した。
ここでの役割は、
◆トップマネジメントのメンバー全員に他のメンバーの行った意思決定と活動を周知徹底させること
◆銀行全体の将来ビジョンの素案を作成すること
◆主な投資すべてについてフォローすること
である。
ドラッカーはこのドイツ銀行の例から、トップマネジメントに関する3つの教訓を示す。
「トップマネジメントとは権力か。
ボスの別名か。特有の仕事というものはあるのか。
あるのであれば、それは何か。
いかなる構造を持つか。」
~P.F.ドラッカー「マネジメント」
(Part3 マネジメントの戦略 36 ドイツ銀行物語)
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