■明確に定義できる仕事■~自らの仕事、貢献、努力~
組織として最小限持たなければならない7つの条件、その4
◆理解の容易さ
誰が何を容易に理解する必要があるのか?
ひとつは、
組織に働くあらゆる人が、組織構造の中で自らの仕事を容易に理解できる必要がある。
そのためには、仕事が具体的、個別的で明確に定義でき、何をなすべきかが自ずから明らかになる必要がある。
二つ目は
組織全体の仕事を一人ひとりが理解できる必要がある。
自らの仕事が組織全体のどこに位置し、自らの仕事が全体の仕事からどのような影響を受けるかを理解できる必要がある。
ドラッカーは、これらの理解は、コミュニケーションをベースに行われるもので、この障害になるような組織構造は誤りで、コミュニケーションを助けるものでなければならないとする。
「組織構造は、共同の仕事、すなわち組織全体の仕事を
理解できるようになっていなければならない。
自らの仕事が組織全体のどこに位置し、
逆に全体の仕事が自らの仕事、貢献、努力にとって
何を意味しているかを理解できるようになっていなければならない。」
~P.F.ドラッカー「マネジメント」
(第7章 マネジメントの組織 33 組織の条件)
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