■人間関係のお粗末な組織■~摩擦、神経過敏、イライラ~
≪悪い組織≫
その5
◆人の感情や好き嫌いに気を使うようになること
ドラッカーは、人の感情や好き嫌いに気を使うようになる組織は、
人間関係のお粗末な組織であるとし、
このような状況の多くは、人員過剰な場合に起こるとする。
逆に優れた人間関係とは、礼儀作法と同じように自然に生まれるものである。
適切な権限と責任範囲が、過剰な人員で損なわれるのだ。
ドラッカーはさらに、人の気持ちを気にしなければならない状況は、最悪の人間関係であると指摘する。
「人の気持ちを傷つけ、ぶつかり合い、
足を踏むのは、混んでいるからである。
十分な空間があればぶつからない。
人が過剰な組織では、成果は生まれず仕事ばかり増える。
摩擦、神経過敏、イライラがつのる。」
~P.F.ドラッカー「マネジメント」
(第7章 マネジメントの組織 32 組織の基本単位)
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