■補助的コスト■~小さなコストで、最大の経済的価値~

おはようございます。

オリンピック東京開催が決定した。
様々な面で活気づき、モチベーションアップになることを期待したい。

しかし、課題はとらえておく必要があると思う。

福島原発汚染水問題について、IOCや海外記者から懸念の質問が多発した。
これに対して、安倍首相は、”これまでも現在も将来もまったく問題ない”と回答した。
その論拠は、福島近海の水質検査の値が基準値以下であることとして示した。
しかし、事態は改善に向かっていない。
”これまで”は、想定できないことによる問題が続出し続けた。
”現在”も、その事象を止められていない。
原因も、対策も分らない無管理状態で”将来”は安心なのか?

ともあれ、世界に向けて問題なし宣言をしたことの責任は重たい。

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∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬


コストポイントは、四つに分類される。
そして、それぞれに異なったコスト管理が必要となる。

 ●補助的コスト
 まずそのコストが本当に必要なものであるかどうかを明らかにしなければならない。
 そのために問うべきことは、
 ”この仕事をやめたときの損失は、
  最小限に切り詰めた場合の補助的コスト以下であるか?”
 であり、答えが”YES”なら、その活動はやめてしまうべきである。

「1ドルを得るために99セントを超えるコストをかけてはならない。

 特に1ドルの利益が可能性にすぎない場合には、

 たとえその可能性が大きくとも、

 99セントのコストはあまりに大きすぎる。 」
 
~P.F.ドラッカー「創造する経営者」(5章 コストセンターとコスト構造) 

   

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