■潜在的な競争相手■~競合になっていない者は誰か。~


おはようございます。

秋日和が続きます。
気持ちがいい空気です、寒さももうそこまでか。

---------------------- 

∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬


予期せぬものを知るための九つの問い
 その⑦潜在的な競争相手
 次の問いは、「競争相手になっていない者は誰か。それはなぜか」である。
 ノンカスタマーではなく、ノンコンペティターを問うている。

”業界”というものがあるが、これは、現在会員になっている企業の集まりであるが、
当事者からは自然法則のように不変に見える。
しかし、そこにまったくの新規参入者が次から次へと、強力な競争相手として現れる。
すると直ちに、強固に見えた産業構造が分解し、新しい産業構造ができ、
再び不変のものと考えられるようになる。

【CASE】
 ・印刷機メーカーがコピー機メーカの例:印刷業者の伝統的な仕事の多くが彼らの顧客たち自身の手によってコピー機で行われるようになったことで初めて気づいた。
 ・肥料メーカーと石油会社の例:石油会社は、肥料にとって最も重要な原料であるアンモニアを天然ガスの副産物として産出し、また大量の流通網をもっていた。
                     なので、石油会社そのものが肥料産業に進出しない理由は何もないことが明らかになったはずであるが気づかなかった。

「まったくの新規参入者が次から次へと、

 強力な競争相手となって現れてくる。

 顧客のニーズを満足させるうえでの競争相手となる。

 すると直ちに、昨日まではあれほど強固に見えた産業構造が分解する。」
 
~P.F.ドラッカー「創造する経営者」(第6章 顧客が事業である)



   

コメント

このブログの人気の投稿

■報復の天使のように■~力があるはずの分野~

■ゾフィー先生のまわりに輪■~生徒自身への関心~

■ハーケンクロイツを外した■~帽子をとっての一礼~