■人間は完全になしうるもの■~近代心理学の手法~

おはようございます。

雲の多い川崎の朝です。

三連休、中日、明日に向け
徐々に天気が崩れそうです。


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∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬


ドラッカーは、
ファシズムのルーツは、
ダーウィンに始まるとした。

「種の起源」に始まり、
1900年ころには、心理学的決定論が
経済学的決定論を凌駕する
ところまでいった。

同時に、政治と社会の世界でも
現実に変化が起こった。

啓蒙主義は教育で、
功利主義は経済策で
行おうとしたことを、
新しい時代の理性主義は、
近代心理学の手法を使って
行おうとした。
 
そして人間の育成と心理を
分析、理解し、習得した者の
絶対性を宣言した。

しかも、非理性的であり、
反理性的であるそれらの信条が、
科学的に証明できる客観的な真理であり、
理性的な手段によって
実現できる真理とした。



「彼らは、前の世代の理性主義と同じく、

 人間の本性について絶対の理念をもっていた。

 彼らは人間を、遺伝子、染色体、腺が

 作り出すものとした。

 人間は定量的な心理的経験によって

 形成されるものと見た。

 人間を完全なもの、 

 少なくとも完全になしうるものとした。」


~『イノベーターの条件』
(Part3 模索する政治 1章 理性崇拝は何をもたらす)








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