■至福千年をもたらす革命■~最悪のナンセンス~

おはようございます。

朝から雨の川崎、
夜にはより一層強まりそうです。

----------------------



∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬



ドラッカーは、
マルクスはルソーの
さらに一歩先をいったとする。

ルソーにとっては、革命は必要なものだが、
必然のものではなく、
若干の疑いを残していた。

しかし、マルクスは、
神の啓示受けたの如く、
”至福千年”をもたらすべき
革命の必然性を確信していた。

マルクスは、これまでの歴史は
階級社会であったがゆえに、
これからの社会は階級なき社会で
なければならないととした。

ドラッカーは、このマルクスの信条は、
理性的に見るならば、
恥ずかしげもない最悪の
非合理的ナンセンスだが、
この信条の非合理性こそ
政治的には強みだったとする。




「それは理念を与えただけではなかった。

 ご主人様の存在まで可能にした。

 必然についての弁証法を学んだ

 革命の専制的哲人、革命の指導者が、

 絶対の知識を訪れるようにした。」


~『イノベーターの条件』
(Part3 模索する政治 1章 理性崇拝は何をもたらす)










Amazonプライム・ビデオ





コメント

このブログの人気の投稿

■報復の天使のように■~力があるはずの分野~

■ゾフィー先生のまわりに輪■~生徒自身への関心~

■ハーケンクロイツを外した■~帽子をとっての一礼~