■千年王国への革命■~枷を振り落とす。~
おはようございます。
雨で始まった週末の川崎です。
今日は初冬の寒さ、
雨具と上着をお忘れなく。
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∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬
ドラッカーは、
ルソーは、彼が主張した
非理性主義によって、
フランス啓蒙思想家である
百科全書派を政治的無能に陥れていた
枷を振り落としたとする。
啓蒙思想は、教育と科学という
時間も労力もかかる
理性にもとづく道を歩み、
人間を物的存在として定義し、
穏健な理性主義運動を
行っていた。
これに対してルソーは、
人間を衝動と感情によって行動する
政治的存在とし、
”啓示に打たれ”、
そして、あのもっとも理性的ならざる力、
すなわち千年王国への革命を見た。
「こうしてルソーは、
啓蒙主義すべてを合わせたよりも深く、
政治と社会の本質を洞察した。
理性主義の啓蒙運動家たちが、
絶望的、悲劇的なまでにロマンティックであったのに対し、
彼は社会における人間を
現実のものとしてとらえた。」
~『イノベーターの条件』
(Part3 模索する政治 1章 理性崇拝は何をもたらす)
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