■ロマンティシズムの徒花■~理性主義と全体主義思想の間~

おはようございます。
未明の川崎、まだ晴れ模様ですが、
西日本から段々と雨雲が迫っています。

またも週末は、雨模様の様ですね。、

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∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬


ルソーの思想は、個人の理性や自由を
絶対的に認めなかった。

しかしルソーは、唯一完全な
政府の形態としての直接民主制による
小規模の都市国家を提唱していた。

また彼は、同意をしない人間が、
この社会を去る権利を
侵すべからざる権利として認めた。

これらのことは、ルソーが自由を求めていた
ものとして受け取られたが、
これらのことが実現不可能な状況の中では、
その主張は、理性主義と全体主義思想の
中間をさまよっていたと見るしかない。

ドラッカーは、
そのように解釈しないことには、
ヒトラーがユダヤ人に示した
移住案も自由の提供
ということになるとする。


「ルソーの主張は、

 紛うかたなき不毛の理性主義と、

 ロマンティックならざる

 全体主義思想のまんなかに、

 場所柄もわきまえずに咲いた

 ロマンティシズムの徒花と見るしかない。」


~『イノベーターの条件』
(Part3 模索する政治 1章 理性崇拝は何をもたらす)








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