■全体主義革命の炎■~絶対理性なるものへの信奉~

おはようございます。

雲の多い川崎の朝です。
東京地方の昨日は、
一日雨でしたが、
今日は段々と回復しそうですね。

パリで、数百人が死傷する
大規模なテロが発生し、
フランス政府はIS犯行と、
断定した。

犯人の一部は、大量の移民に紛れて
入国した可能性もあるとのこと。

独仏を中心にEUでは、
難民救済という倫理のもとで
受入策をとっているが、
この反人道、反人類の仕業の前で、
その根幹が崩れる。

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∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬



ドラッカーは、
ルソーは、啓蒙主義よりも深く、
政治と社会の本質を洞察したとした。

そして、われわれが
ルソーの持つ問題点と戦うには、
そのルソーがよりどころとしていたものを
直接攻撃しなければならない、
と続ける。

人間がつくった絶対理性への信奉と、
それを自分自身が身につけているとの
ルソーの主張を攻撃しなければならない。

そしてさらに、絶対理性を獲得した者には、
それを実現する権利と義務がある
との主張を攻撃しなければならない。



「ルソーは、

 啓蒙運動の理性主義を放棄したがゆえに、

 今日でも強力な政治的存在として

 君臨している。

 しかも、人間の完全性についての

 啓蒙思想の信条を維持したがゆえに、

 人間の自由を否定し、

 全体主義者、革命家として、

 今日の全体主義革命の炎に

 火をつけることになった。」


~『イノベーターの条件』
(Part3 模索する政治 1章 理性崇拝は何をもたらす)









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