■出来損ないの生徒■~ただ頭を振るだけ~



薄曇りの川崎の朝です。

徐々に夜が寝苦しい気温となりはじめました。
まもなく梅雨入り、そして酷暑の夏に突入。
その時期には落ち着いてるんでしょうかね。

金曜日、健やかな一日をお過ごし下さい。

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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬


ドラッカーは、
乳しぼり用の椅子をつくるべく、
三脚の脚を同じ長さに切ったが、
17インチと19インチ半と
14インチの棒が出来てしまった、
とする。


そしてドラッカーは、
「お母さんには小さな牛を飼うことにしてもらおう」
と言いつつ、二本を14インチに合わせるべく
のこぎりを引いたが、
また長さが違ってしまい、
最後は三個の木のかけらになった。



「しかもまだ長さが違っていた。

 ゾフィー先生は怒らなかったし、

 叱りもしなかった。

 出来損ないの生徒の手を

 自分の手で包み、

 頭を振るだけだった。」



~P.F.ドラッカー「ドラッカーわが軌跡」
(Ⅰ 失われた世界 Ⅰ 失われた世界 3章エルザ先生とゾフィー先生)

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