■シュナーベルのピアノ・レッスン■~二人はお伽の国の住人~

おはようございます。

朝から雨の川崎です。
午前中はこのまま雨、
梅雨寒の一日になりそうです。

金曜日、今日も一日健やかにお過ごしください。

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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬



ドラッカーが、
エルザ先生とゾフィー先生の次に
本物の教師を目にしたのは、
二人に教わった二、三年後の
12,3歳の頃のことで、
ちょうどその頃、
学校とは退屈な所であり、
教師とは無能な者であるとの
世間一般の常識を受け入れかけていた、
とする。


エルザ先生とゾフィー先生のことを
忘れたわけではなかったが、
あの二人は、ドラッカーにとっては、
お伽の国の住人になりかかっていた、
と続ける。


 


「私は幸運にも、

 かのアルトゥール・シュナーベルが

 教えている現場に居合わせたのである。

 もちろん私自身がシュナーベルに

 教わったわけではない。

 彼は、一流のピアニストとしての

 才能のある者だけを教えていた。

 私はたった一回、

 他人のレッスンに立ち会っただけだった。」



~P.F.ドラッカー「ドラッカーわが軌跡」
(Ⅰ 失われた世界 Ⅰ 失われた世界 3章エルザ先生とゾフィー先生)

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