■高名なダンテ研究者■~得意とするものを伸ばす~
おはようございます。
どんよりとした雲が空を覆う
川崎の朝です。
豪雨災害の状況が、
日が経つに連れ明らかになってくる。
経験したことがない事象で、
多くの人たちが犠牲になった。
未経験の気象状況という言葉を
聞き始めてもう長いが、
未経験の状況をどう判断し、
何をどうしたらいいのだろう。
いつどこで同様の災害が
起こってもおかしくない、
という事実はしっかり認識しておきたい。
犠牲になられた方々のご冥福をお祈りすると共に、
被災された方々にお見舞い申し上げます。
金曜日、今日も一日よろしくお願いします。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ドラッカーは、
ベニントン大学には、
学生たちから最高の教師と
目されていたフランシス・ファーガソンがいたが、
彼は高名なダンテ研究者ではあっても、
天賦の教師ではなかった、
とする。
そして、
彼は学ぶことのプログラマーで、
学生たちは、授業の後、
目を輝かせて教室から出てきたが、
それは、ファーガソンが言ったり、
したりしたことのせいではなく、
ファーガソンのおかげで
自分が言ったりしたりしたことのせいだった、
と続ける。
「もう一人、
このファーガソンと同じ種類の
学習指導者がいた。
ドイツ生まれの女性陶芸家
ヘルタ・モセルジオだった。
最高の職人技を追求し、
学生が得意とするものを
どこまでも伸ばそうとした。」
~P.F.ドラッカー「ドラッカーわが軌跡」
(Ⅰ 失われた世界 3章エルザ先生とゾフィー先生)
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