■人種による差別■~反ユダヤ主義~
おはようございます。
曇り空、今にも雨が降りそうな
川崎の朝です。
沖縄、九州南部で梅雨明け、
いずれも例年より遅い発表。
東京方面は来週になりそうですね。
水曜日、今日も一日健やかにお過ごし下さい。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ドラッカーは、
フロイトは貧困ではなかった、
とした。
そして、人種による差別もなかった、
と続ける。
フロイトは、ウィーン大学神経科教授の
ポストを最初に打診されたときに、
正教授ではなく特別教授を内示されたのは
人種による差別であると言ったが、
事実は、ウィーン大学の正教授職の
ポストは法律で定められ、
その変更には議会による
立法措置が必要だったというに
すぎなかったのだ。
正教授のポストは、
大学病院の伝統的な診療科目、
内科、外科、産婦人科の
三つの科にしかなく、
他の科目は皆、特別教授であり、
しかも、誰でも一両年後には、
正教授の肩書を
与えられることになっていた。
「フロイトにしても、
大学の申し出を断りさえしなければ
その地位を得たのであり、
反ユダヤ主義のゆえに
正教授職を与えられなかった
わけではなかった。」
~P.F.ドラッカー「ドラッカーわが軌跡」
(Ⅰ 失われた世界 4章フロイトの錯誤とその壮大な試み)
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