■三つのフロイト的錯誤■~彼は裕福だった。~

おはようございます。

小雨が降る川崎の朝です。

今日から四連休、
政府はこの連休をターゲットに
GOTOキャンペーンを実施した。
政府は実施理由を観光産業の
経営危機を救うこととする。

しかし危機に陥っているのは、
他の産業も同様であり、
特に命の最後の砦である、
医療機関の経営危機もひっ迫している。
この経営危機は当然のように、
医療提供体制の危機に直結する。

このキャンぺーでの感染増加は
全国に波及するだろうが、
この結果、医療体制は更に
ひっ迫するだろう。

政府は政治判断として、
観光産業の経営危機と、
国民の命をトレードしたと
見える。

命は自分で守るしかない状況の中、
今日も一日健やかにお過ごし下さい。。

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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬



ドラッカーは、
子供の頃握手をした
他の大人のことは
全部忘れたのに、
フロイトだけは
未だに覚えている理由を、
両親から「一番偉い」
といわれたことが
強烈な印象として残ったためだった、
とした。


そして、フロイトについては、
三つの誤解が広がったままである
と続ける。


一つは、貧しかったということ、
二つ目はユダヤ人として
差別されたということ、
三つ目は、ウィーンの医学界に
無視されたということだが、
ドラッカーは
この三つとも間違いである、
とする。


「彼は裕福だった。

 しかも医師になる早々

 多額の収入を得ていた。

 ナチスを逃れて亡命するまで、

 ユダヤ人として差別されたこともなかった。

 そして異例なほど早くから認められていた。

 ウィーンの医学界が彼を無視したことはなかった。

 フロイトほど関心を集め、

 研究され、論じられた者はいなかった。」



~P.F.ドラッカー「ドラッカーわが軌跡」
(Ⅰ 失われた世界 4章フロイトの錯誤とその壮大な試み)

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