■フロイトの錯誤■~矛盾に関心を持つこと~
おはようございます。
まぶしい陽射しの川崎の朝です。
昨日は予想外に暑い夏のような気候でした。
今日も雨の心配はなさそうですね。
月曜日、今週もよろしくお願いします。
----------------------
∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
今日から「第4章フロイトの錯誤とその壮大な試み」。
かの精神分析の大家とされるフロイトと、
ドラッカーの交わりについて述べられている。
ドラッカーは、
あれほどまでに高名でなかったならば、
あれほどまでにフロイトの矛盾に
関心を持つことはなかったと思う、
とする。
ドラッカーの両親は、
フロイトを昔から知っており、
年齢は父より20歳ほど年上だった。
そして、
父はシュワルツワルト家近くで
散歩中のフロイトに出会うと、
恭しく挨拶し、それに対しフロイトが、
おもむろに挨拶を返したものだ、
と続ける。
母は、当時の女性としては珍しく
医学部出身で、
神経症に関心を持つだけでなく、
チューリッヒの神経科クリニックで
一年ほど助手をしたこともあり、
結婚前に買ったフロイトの著作も
何冊か持っていた。
「今日私は、彼女の蔵書のうち、
351冊しか売れなかった
『夢判断』(1900年)の初版本と、
フロイト的錯誤(潜在意識による間違い)で有名な
『日常生活の精神病理学』(1907年)を持っている。
いずれも母の旧姓入りの栞が挟まったままである。」
~P.F.ドラッカー「ドラッカーわが軌跡」
(Ⅰ 失われた世界 4章フロイトの錯誤とその壮大な試み)
コメント