■神経症医師として繁盛■~「教授」は打ち出の小槌~
おはようございます。
曇り空、湿気が多く
蒸し暑い川崎の朝です。
今日も雨が降ったりやんだり、
気温は30度近くまで上がり、
蒸し暑い一日になりそうです。
雨具、マスク、水補給をお忘れなく。
火曜日、今日も一日健やかにお過ごしください。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ドラッカーは、
フロイトは裕福であり、
馬車を所有するほどの
金持ちではなかったが、
温泉で保養するときには、
馬車を借りていた、
とした。
そして、おまけに、
開業後患者に困ったことはなく、
神経症の医師として繁盛し、
ウィーンの医学界でも
若いうちから認められていた、
と続ける。
オーストリアでは、
医師にとって「教授」の肩書は
打ち出の小槌で、
ただちに診療代を三倍、四倍に
することができたが、
一般的にこの肩書は、50代も
終わり近くにならなければ
もらえることはできなかった。
「公立病院や困窮者の診療に
時間を取られることに対する
いわば所得補償として、
大病院の医局長クラスにだけ
与えられる肩書だった。
ところがフロイトは、
公立病院で働かず、
開業医として有料患者しか
診ていなかったにもかかわらず、
四〇代でこの肩書を得ていた。」
~P.F.ドラッカー「ドラッカーわが軌跡」
(Ⅰ 失われた世界 4章フロイトの錯誤とその壮大な試み)
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