■極右とナチスは人間の屑■~見識のない出世主義者~
おはようございます。
未明の川崎の朝、
冷え込みは昨日よりはいくらかゆるく感じます。
日中も晴れて、
このまま暖かくなりそうです。
木曜日、今日も一日よろしくお願いします。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ドラッカーは、
フリッツの父親は、
超国家主義者となって、
当時力をつけつつあった
ナチスと密接なつながりをもっていた、
した。
他方フリッツの母親は、
フランクフルト近くの山間に
障害児用の特殊学校を建てていた、
と続ける。
そして、
彼女は政治とは無関係だったが、
価値観というものがあり、
好みもあったため、
元夫のナチスの友人たちを
極端に毛嫌いしていた、
とする。
息子のフリッツのほうは、
この母よりもさらにナチスを嫌い、
父親を見識のない出世主義者として軽蔑し、
極力接触しないようにしていた。
彼にとって極右とナチスは、
自らの劣悪さへの腹立ちと、
優れた者への羨望につき動かされただけの
人間の屑であり、
自らの無法ぶりを
民族主義と保守主義の衣で飾っているだけに、
さらに軽蔑すべき存在だった。
「その嫌悪はクレイマー自身が、
純粋の保守主義者として
プロシアの君主制を信奉する
保守主義者を自負していただけに
一層大きかった。」
(Ⅰ 失われた世界 7章キッシンジャーをつくった男クレイマー)
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