■ヒトラー政権の始まり■~全ユダヤ人判事の解任~
おはようございます。
明るい日が射し始めた川崎の朝です。
昨日は雨が霙に、そして雪に変わり
寒い一日でした。
今日は降る心配はなさそうですが、
寒さは厳しいようです、
暖かくしてお過ごし下さい。
金曜日、今日も一日よろしくお願いします。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ドラッカーは、
参謀長顧問と外相顧問になるという
二つの夢がいかに難しいかは、
クレイマー自身が知っていたが、
しかし彼は、この二つとも
実現してしまったのだった
とした。
そして、
1933年にヒトラーが
政権を取ったとき、
すでにクレイマーは法学部を卒業し、
国際法で修士号を取り、
司法試験受験前に義務付けられていた
三年間の司法修習のさ中にあった、
と続ける。
クレイマーは、
相変わらず乗馬ズボンに
乗馬ブーツという出で立ちで、
母親が経営する特殊学校の近くの町で、
地裁の司法書士として修業していたが、
そこへ政権を取ったナチスが、
全ユダヤ人判事の
解任を発表したのだった。
ドラッカーは、
その当時クレイマーは、
国際法のゼミに一、二学期参加していた
スウェーデンからの留学生
ブリッタと結婚したところだった、
とする。
「しかし彼は、
ただちに辞表を出してドイツを去った。
彼の道徳律がそのような政権と
かかわりをもつことを彼に許さなかった。」
(Ⅰ 失われた世界 7章キッシンジャーをつくった男クレイマー)
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