■ドイツ帝国海軍の戦旗■~フランクフルト大学の法学部の学生~
おはようございます。
雲が空を覆う冷え込みの厳しい川崎の朝です。
猛烈寒波が大陸から迫ってきており、
寒い一日になりそうです。
暖かくしてお過ごし下さい。
木曜日、今日も一日よろしくお願いします。
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∬ち
ょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ドラッカーは、
凍てつく風雨の中、
フランクフルトの中心部を流れる
マイン河の浮氷の間で、
一隻のカヤックを見た、
とした。
そして、
黒の海水パンツの片眼鏡の若者が、
上流に向かって猛烈な勢いで
パドルをかいており、
船尾には、黒、白、赤の
旧ドイツ帝国海軍の戦旗が
激しくはためいていた、
と続ける。
寒さと風から逃れるように
足を速めていた橋の上の
通行人の何人かが覗き込み、
頭がおかしいのではないかと
身ぶりで示している者もおり、
「まただ」と言った人に、
ドラッカーはあの人は誰かと聞いた。
「フランクフルト大学の法学部の学生だ。
クレイマーという名前だ。
頭はおかしいかもしれないが
危ないことはないよ」
(Ⅰ 失われた世界 7章 キッシンジャーをつくった男クレイマー)
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