■ひとまずイタリアへ■~ナチス・ドイツへの侮辱~
おはようございます。
未明の川崎の朝、
冷え込み厳しく、
窓が露でびっしょりです。
今日は朝から快晴、
寒さは厳しくても
好天の一日になりそうです。
土曜日、健やかな一日になりますように。
----------------------
∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
クレイマーは、
ナチスが政権を取り全ユダヤ人判事の
解任を発表したとき、
ブリッタと結婚したところだったが、
ただちに辞表を出してドイツを後にし、
ひとまずイタリアへ行った。
そして彼は、
イタリア語はしゃべれなかったが、
一年後には、ドイツでの博士号を
有効にするための
イタリア語の試験に合格した、
と続ける。
しかも、ローマ大学で国際関係論を
イタリア語で教えるようになり、
間もなく妻のプリッタも合流した。
その翌年の一九三四年の夏、
クレイマーはソレント湾で、
船尾に旧ドイツ海軍の戦旗をなびかせつつ、
カヤックを漕いでいた。
「ちょうど休暇を取っていた
ナチス・ドイツの大使館付海軍武官がこれを見て、
よせばよいのにイタリア外務省に対し、
ナチス・ドイツへの侮辱であるとして正式に抗議した。」
(Ⅰ 失われた世界 7章キッシンジャーをつくった男クレイマー)
コメント