■正面からやり合ってはいけない■~店員による盗み~
おはようございます。
東の空がほんのりと
紅く染まってきました。
熱い一日の始まりです。
マスクで熱中症リスクが高まりますので、
うまく調整してください。
コロナでも熱中症でも命は落とします。
気を付けましょう。
木曜日、今日も一日よろしくお願いします。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ドラッカーは、
ヘンリーおじさんは、
クレーム処理の仕方も
独特のものを開発していた、
とした。
そして、客と正面から
やり合ってはいけないし、
クレームは正面から取り上げて、
調べなければならない、
と続ける。
大恐慌時には、
店員による商品の盗みが増えたため、
透かし鏡をつけたり、
監視員を配置したりした店もあったが、
そんなことをされれば、
店員は怒るうえ、
盗みが減ることもなかった。
そこでヘンリーおじさんは、
自分の店では、
正常な減耗率というものを想定し、
半年ごとの棚卸しで、
その率以下だった売場には特別賞与を出し、
月給2%分の商品券と、
何%分かの割引券を支給するという
対策を実施していた。
「『そうしたら減耗率は一挙に下がり、
正常な率のはるか下で収まってしまったんだ。
売場ごとの取り組みが進んだんだ』
これらのことは、すべてヘンリーおじさんが
現場で考えたことだった。」
(Ⅱヨーロッパ人々 10章 マーチャント・バンクの世界)
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