■取引せずにいられない■~スウェーデンのマッチ王~
おはようございます。
小雨が降り始めた
川崎の朝です。
これから断続的に雨、
アレクサは雷雨もあり、
って言ってます。
七夕ですがね。。。
水曜日、今日も一日よろしくお願いします。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ドラッカーは、
フリードバーグは、
わずか20分でも
取引が成立しないと元気をなくし、
引退を口にする始末だったが、
そこへ電話が鳴ると、
目を輝かせて相場の数字を引き合いに、
値切ったり値切られたりするのだった、
とした。
そしてフリードバーグは、
株、社債、不動産のいずれであれ、
これらの取引によって手に入れたものを
三日も持ち続けることができず、
取引せずにいられなかった、
と続ける。
ドラッカーはあるとき、
ある特別とも言ってよい状況に
気づいたとする。
それは、
スウェーデンのマッチ王、
イヴァール・クリューガーの
倒産した会社の額面一ドルの社債が、
六セントで取引されていたが、
アメリカの裁判所が任命した
管財人は一ドル当たり二○セントを用意し、
さらに何セントかの上乗せを用意する、
という状況の中だった。
「そこでリチャード・モーゼルが
買い占めに入った。
長いこと買い手がつかなかっただけに、
ほとんどが保険会社だった
社債の保有者は、喜んで売った。」
(Ⅱヨーロッパ人々 10章 マーチャント・バンクの世界)
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