■貧しい肉屋の子■~二人共有の一枚のシャツ~
おはようございます。
今朝も晴れ。
いきなりの猛暑で体調を崩しやすくなってます。
お気を付けください。
水曜日、今日も一日よろしくお願いします。
----------------------
∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ドラッカーが、
フリードバーグから指示され、
ヘンリーおじさんを出迎えに行き、
ご機嫌はいかがでしょうかと名乗ったところ、
船会社にただで食べさせてもらったんだから
具合が悪いわけないよと言って
おじさんはすたすたと歩き出した。
このおじさんは、
ドイツ北部のフリードバーグと同じ町の
ユダヤ人居住区の肉屋の子として生まれたが、
子供は多く、貧しかった。
そして、年上の子は次から次へと
アメリカへ渡り、
おじさんが15歳のとき
双生児の弟と国を出たのは、
アメリカでの南北戦争が
終わったところだった。
ドラッカーは、
この二人のために
必要な船賃を
支払ったのが町で唯一の金持ちだった
フリードバーグの父であった、
とする。
「伝えられるところによれば、
二人は共有していた一枚のシャツを
手押し車と交換し、
その手押し車を使って商売を始めたという。」
(Ⅱヨーロッパ人々 10章 マーチャント・バンクの世界)
コメント