■抜け目のなさと知恵■~嘘つきか馬鹿のどちらか~

 おはようございます。


今朝の空模様も雨で始まる

川崎です。


緊急事態宣言の四発目発動が決定。


人流とワクチン接種の追いかけっこの様相だが、

発症も重症化もいずれもポイントは高齢者から

若年層に移っている。


その若い人の行動に緊急事態というキーワードは

あまり響かないようだし、ワクチン接種も消極的

な感じ。


無策の繰り返しとの批判の中、

行政は今回もまたターゲットを飲食店に対する

酒の提供制限に絞ろうとしている。

飲食店への支援金の前倒し支給という

まだ制度が見えない対策を前面に出しているが、

これまでの支援金が支払われていない店もある

といわれる中、説得力に欠ける。


人流抑制とワクチン促進がポイントと言いながら、

ちぐはぐ感が否めない。


金曜日、今日も一日よろしくお願いします。

----------------------



∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬





フリードバーグは、

リチャードに黙って、

売り捌いてしまったことに対する、

リチャードの詰問に対して、

市場より二セント高く売るには、

それなりの頭も労力もいるんだ

と答えた。



そしてドラッカーは、

この老人には抜け目のなさがあったし、

知恵もあった、

と続ける。



ある時会社設立の話が来たことがあり、

ドラッカーが書いたレポートを見て、

設立後五年間で売上げと利益は

ともに10%の伸びを見込んでいるが、

これは設立発起人からの数字だねと問われ、

ドラッカーはうなずいた。



するとフリードバーグは次のとおり言った。





「売上げと利益の


 両方の伸びを約束する経営者は、


 嘘つきか馬鹿のどちらかだよ。


 たいていは両方だ」




(Ⅱヨーロッパ人々 10章 マーチャント・バンクの世界)

コメント

このブログの人気の投稿

■報復の天使のように■~力があるはずの分野~

■ゾフィー先生のまわりに輪■~生徒自身への関心~

■ハーケンクロイツを外した■~帽子をとっての一礼~