■自らの役目に気付く■~存分に仕事をさせること~
おはようございます。
蒸し暑い朝です。
土曜日、良い週末をお過ごし下さい。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
フリードバーグには、
取引内容を伝票に記入し、
その後は無意識に屑籠に
捨ててしまうという癖があり、
会計係から苦情を言われても、
数日後には元に戻るということの
繰り返しが続いていた。
そして、そのことに
たまりかねたリチャードが、
問題を解決すべく
屑籠を片付けてしまったこともあったというが、
問題は解決されなかった、
と続ける。
フリードバーグは、
無意識のうちに切り刻んだ一六片を
ポケットに入れてトイレに行き、
水に流してしまうのだったが、
ドラッカーは、ボスに存分に
仕事をさせることが
役目であることに気付いたからには、
問題の解決は簡単だった、
とする。
「フリードバーグの屑籠は、
翌朝私が点検するまで
空にしてはならない旨を
指示するだけでよかった。
会計係からの苦情は消えた。」
(Ⅱヨーロッパ人々 10章 マーチャント・バンクの世界)
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