■品質や安全にかかわる問題■~ラインを止めるべきとき~

 明るい陽射しの高知の朝です。


早いもので今日から5月、

晩春、初夏、真夏に一挙に移ろいます。


月曜日、今週も一週間よろしくお願いします。

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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬



デビッド・マギーは

『トヨタはこうして世界ナンバーワンになった』の中で、

改善はトヨタの全工場で実践されており、

些細な問題の兆候が見えたら、

誰でもすぐにそれを指摘するよう

指導されている、

とした。



クレイムズは、

品質や安全にかかわる問題に気づいたら、

生産ラインを止めなくてはいけないのだ、

と続ける。



トヨタ方式においては、

ラインを止めたからといって

叱責されることはなく、

それどころか逆である。






「ラインをとめるべきときに手をこまねくと、


 ミスが生じる危険がある。


 だからこそ、トヨタの工場では一日に平均5000回も、


 ラインを停止する操作が行われるのだ。」




(『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第7章 明日だけを見つめよ)

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