■「現実を直視しよう」■~117事業の売却~

おはようございます。

高知は今朝も曇り空です。

今日は雨も降りそうですね。


残り少ない休日、

お楽しみください。

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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬



クレイムズは、

フィンケルシュタインの調査によれば、

組織が最も大きくつまずくのは、

経営者が現実を直視できなくなったときと、

幻想を抱きゆがんだ目で現実を見つづけることだ、

とした。



そして、シャック・ウェルチが

「現実を直視しよう」をビジネスの第一の鉄則にしたのも、

このような理由からかもしれない、

と続ける。



GE時代のウェルチは、

この言葉を何度となく繰り返し、

困難な判断を下し、

『フォーチュン』の選ぶ「二〇世紀最高の経営者」の

栄誉に輝いたのだった。






「GEのCEOに就任してからの10年間、


 ウェルチは過去との意図的な決別を見事なまでに実践してみせた。


 自身が打ち出した新たなビジョンにそぐわない事業を売却し、


 その数はじつに117にものぼったのだ。」




(『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第7章 明日だけを見つめよ)

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