■トースターとCTスキャナ■~事業にゼロから参入~
おはようございます。
朝から雨が降る高知です。
今日は一日雨、
連休疲れを癒すにはちょうどの具合でしょうかね。
日曜日、良い休日をお過ごし下さい。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
クレイムズは、
ウェルチはGEのCEOに就任してからの10年間、
過去との意図的な決別を見事なまでに実践し
自身が打ち出した新たなビジョンに
そぐわない117事業を売却した、
とした。
そして、1984年には、
トースターやヘアドライヤーなどを製造し、
アメリカの家庭から最も親しまれた
GEハウスウェアを売却したことを
一例としてあげる。
このことについて、
アメリカ人の生活に馴染んだ事業を
売るなどということが、
どうしてできるのか、
と尋ねられるたウェルチは、
2000年には、
トースターとCTスキャナとでは、
どちらが魅力あるビジネスになっているのだろうか、
と断固とした口調で切り返したが、
この問題意識は、ドラッカーのかねてからの
判断基準に由来していた。
ドラッカーは次の通り示していた。
「いまわかっていることがらを前提にした場合、
この事業にゼロから参入するだろうか。
かりに答えが「ノー」なら、
「では、いま何をすべきか」と自問しなくてはいけない。
調査を重ねるのではなく、
行動を起こす必要があるのだ。」
(『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第7章 明日だけを見つめよ)
コメント