■時代を超えた力を持つ■~ホコリをかぶった教科書~
おはようございます。
未明の高知は雲が多く
一層暗い空が広がっています。
遅い夜明けに秋が実感できますが、
日中は夏日になりそうです。
水曜日、今日も一日よろしくお願いします。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ドラッカーは、
AT&Tの社長は顧客サービスを
自社の事業の柱にすえたが、
そもそもこの会社は
独占企業だったため、
顧客はAT&Tを利用する以外に
選択肢がないも同然だった、
とした。
そして、
AT&Tは20世紀はじめに
事業を詳しく分析したが、
この取り組みがなかったなら、
ニューディール期には
電話会社の国有化に向けた動きが
本格化したのではないだろうかと、
ひとつの問いを投げかけている、
と続ける。
クレイムズは、
「自社の事業は何か」という問いを、
ホコリをかぶった昔の
マネジメント教科書のテーマとして
片づけるのは簡単だろうとする。
そして、
自分たちが何の事業にたずさわっているか、
理解していないマネジャーが
どこにいるというのかと問う。
「ところが、最近の事例からも、
『自社の事業は何か』を問うようにという
ドラッカーの教えが、
いかに時代を超えた力を持つかが見えてくる。」
(『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第12章 ドラッカーの戦略論)
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