■ばらまきはもはやこれまで(2)■~国民との関係をむしばむ~

 おはようございます。


高知の早朝、真夏の青空です。

さわやかな空気が漂ってますが、


今日も一日晴れ、

日陰を見つけて歩きましょう。


木曜日、今日も一日よろしくお願いします。

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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬

~『ポスト資本主義社会』から



上田さんは、

もともと政治家とは、

すばらしい社会をつくるという

理想に燃えた人たちのはずであるが、

もろもろのしがらみで

利益誘導的になってしまい、

国民の財産を守るべきものが、

集めてばらまく役目を

果たす羽目になったとした。



そして、

もちろん彼らも、

ばらまき行為が自らの地位や

国民との関係をむしばみつつあることは

知っており、

おまけに自らの誇りを

失わせつつあることも知っている、

と続ける。



ドラッカーは、

今後あらゆる国において、

政府支出に向けることのできる金は

ますます少なくなっていくとし、

さらに続ける。







「その結果、


 ばらまき的な歳出を制御することに


 ますます関心が集まっていく。


 その必要性については


 もはや疑う者はいない。」




(『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅴ 変化を捉える 5 公的機関の役割の変化)


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