■公的機関の三つの障害(1)■~予算にもとづく活動~

 おはようございます。


空は曇っていくらか穏やかな高知の朝です。


日中はこの雲も取れて晴れ、

真夏の暑さになりそうです。

お気を付け下さい。


金曜日、今日も一日よろしくお願いします。

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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬

~『イノベーションと企業家精神』から



ドラッカーは、

最も企業家的な

イノベーション志向の人たちさえ、

公的機関、特に政府機関の

マネジメントの座に置かれれば、

その内部力学のため、

半年後には月給泥棒ないしは

政治屋となるという。



そして、その様な公的機関の持つ特徴を三点示す。


第一、

成果ではなく予算にもとづいて

活動するということ。


第二、

多様な利害関係者によって

左右されるということ。


第三、

善を行うために存在するということ。






第一について、

公的機関は予算にもとづいて活動するが、

それはいわば、他者の稼ぎから

支払いを受けるということで、

その予算は活動規模が大きいほど大きくなる。







「公的機関の成功は業績でなく、


 獲得した予算によって評価される。」




(『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅴ 変化を捉える 5 公的機関の役割の変化)


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