■公的機関の三つの障害(3)■~自らの使命は道義的な絶対~

 おはようございます。


既にまぶしい陽が射す高知の朝です。


時々雲が出そうですが、

概ね晴れの一日、

熱中症にはくれぐれも

気を付けましょう。


土曜日、良い週末をお過ごし下さい。

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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬

~『イノベーションと企業家精神』から



ドラッカーは、

公的機関の特徴を三つ示す。



その第三は、

公的機関は善を行うために

存在するということ。



公的機関は自らの使命を

道義的な絶対とし、

費用対効果の対象とせず、

目標を実現できないことは

努力を倍加すべきことを

意味することとなるのだ。



ドラッカーは、

公的機関にイノベーションや

企業家精神が見られないのは、

退嬰的な月給泥棒、

権力マニアの政治屋の抵抗によるもの

とされているが、

事態はそれほど簡単ではないとし、

次のとおり続ける。




「改革論者の万能薬たる


 人の入れ替えによる解決は、


 幻想にすぎない。」





(『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅴ 変化を捉える 5 公的機関の役割の変化)


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