■尺度がないと分からない。■~成果を具体的に測る~
ドラッカーは、公的機関が”成功”するための条件について、
自らに課すべき、六つの規律があるとする。
第四規律【成果の尺度を定める】
第三の規律で、活動の優先順位を定めた。
なにを、どこまで、誰の責任で、いつまでに行うのかを明らかにすることができた。
次は活動による成果を測るための尺度を定めること。
やるべきことができているのか、成果はどうか、目標の達成度合いはどうなのか。
これらを測定するためには、具体的な尺度が必要となる。
”顧客を増やそう!”とか、”美術をもっと普及させよう!”とか”健康な国民を増やそう!”
という目標の達成度合いについての尺度は、
来店者数や、美術館の来訪者数、子供の身体能力測定結果などとなるんですね。
「成果の尺度を定める。
これは、たとえばベル電話会社の顧客満足度や、
日本が明治のころ社会発展の尺度とした識字率である。」
~P.F.ドラッカー「マネジメント」
コメント