■公的機関成功の条件■~自らに課すべき、六つの規律~
それでは、公的機関の活動にとって”成功”とはなにか?
ドラッカーは、そのための条件について、自らに課すべき、六つの規律があるとする。
【自らの事業を定義する】
この際、異なる定義、一見矛盾する定義なども採用し、そのバランスを計る必要さえある。
【目標を明確にする】
定義した目的についての明確な目標を導き出す。
【活動の優先順位を決める】
最低限必要な成果を決め、期限を設定し、具体的な仕事や責任を明らかにするために
活動の優先順位を決める。
【成果の尺度を定める】
そして、活動の成果についての、評価基準を決める。
【尺度に応じて成果のフィードバックを行う】
成果による自己管理を確立しなければならない。
【目標に照らして成果を監査する。】
目的に合致しなくなった目標や、実現不可能になった目標を明らかにする。
「しかるに、成功は失敗よりも捨てることが難しい。
すでに自負を育てている。
成功は愛着を生み、思考と行動を習慣化し、過信を生む。
意味のなくなった成功は、失敗よりも害が大きい」
~「マネジメント」
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