■空腹の根絶ではなく、飢餓の減少■~目標は明確であり、実現可能なこと。~


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ドラッカーは、公的機関が”成功”するための条件について、
自らに課すべき、六つの規律があるとする。

第二規律【目的の定義により目標を明確にする】


第一の規律で、自らの事業とその目的を明らかにした。

次に行うことは、その目的に基づいて、目標を明確化すること。
いかなる成果が、どこで必要か、どの程度必要か、
さらにいつまでに必要か等についての目標を定める。

大切なことは、目標は明確であり、実現可能なこと。
そして、活動の結果が成功であったのか、
失敗に終わったのかの判断が可能であること。

例えば、”飢餓の撲滅”という使命を例に挙げると、
目標としては、具体的で、実現可能なレベルである、
”飢餓の減少”ということにならなければならない。

”撲滅”は理想であるが現実的には困難なテーマである。
一方の”減少”はどの程度減ったか、まったく減らなかったのか
が測定できるのだ。


「公的機関は、実現可能な目標をもたなければならない。

目標は空腹の根絶ではなく、飢餓の減少でなければならない。

公的機関は実現可能な目標を必要とする。

達成したと言える目標を必要とする。」


~「イノベーションと起業家精神」












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