■買い手が主導権を握った。■~財サービスの受け手~
∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬
五つの変化
④買い手への主導権のシフト
買い手は、単に商品やサービスの購入者ではない。
サッポロビールは、SNSを通じて消費者とタッグを組む「コラボレーション」により「百人・ビールラボ」を製造販売し完売した。
ジーンズメーカーと尾道市民が一緒になって、本物のユーズドジーンズを作るという試みもある。
ジーンズメーカーがデニムを、市民約260人に2本ずつ配布し、実際に着用⇒回収して洗う⇒着用を繰り返し、
本当にはき古したデニムを生み出そういうもの。
消費者は、自らのニーズを企業に頼らなくとも満たす手段を手にしている。
「買い手が主導権を握った。
これほどまでに買い手がはっきりと主導権を握ったのは、
はじめてのことである。
ヘンリー・フォードもトーマス・ワトソンも
仰天するにちがいない。」
~『P.F.ドラッカー 理想企業を求めて』(第1章 組み合わせ自在の世界)
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