■知識の力■~今日世界で起こっていること~
∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬
ドラッカーは、第二次大戦は、軍事力ではなく
アメリカの工業生産力による勝利だとした。
そしていまは、この工業中心の経済から
知識中心の経済に移行しつつあるとする。
この知識はその獲得の仕方、解釈能力、
結合方法等が重要となる。
例えば、製薬業にとっては、有機無機の化学を超えて
ナノテクやソフトウェアの知識を獲得し、処理することが必要になる。
情報は無限なので、制約となるものは、それを処理し解釈する能力だけである。
無限の情報の中から、有効な情報を見極め活用するためには、
知識労働者の生産性が問題になる。
そして、その知識は専門化されて、より有効なものとなるが、
それは”専門分化”ではなく、続合化されたものでなければならない。
ドラッカーは、それを行うことが、マネジメントの取り組むべきことだとした。
「いまわれわれは、工業中心の経済から
知識中心の経済に移行しつつある。
ビジネスだけでなく社会そのものが
急激に変わりつつある。」
~『P.F.ドラッカー 理想企業を求めて』(第1章 組み合わせ自在の世界)
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