■働く者とは、指示される存在であった。■~知識労働者は、監督されえない存在~
∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬
歴史上働く者とは、何を、どのように、
どのくらいの速さで行うかを
指示される存在であった。
一方知識労働者は事実上、監督されえない存在である。
しかし、専門分野について自分よりも詳しい者がいれば、
価値のない存在となる。
マーケティング部門のマネジャーは、市場調査の担当者に対し、
会社が何を知る必要があるかを指示できる。
しかし社長に対し、いかなる市場調査が必要であるかについて
言えるのは市場調査の担当者である。
組織の中で、知識労働者が存在するためには、
それぞれの専門分野で秀でていなければならない。
「マーケティング部門のマネジャーは、
市場調査の担当者に対し、
新製品のデザインや対象とする市場について、
会社が何を知る必要があるかを言うことはできる。
しかし社長に対し、いかなる市場調査が必要であり、
それをいかに設計し、その結果をいかに読むべきかを言えるのは
市場調査の担当者である。」
~『プロフェッショナルの条件』
(第2章 新しい社会の主役は誰か)
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