■資本と技術は生産手段にすぎない■~より賢く働くことが主役~
∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬
知識労働においては、
資本は働く人の労働の代わりにはならない。
また、技術も、単独では
知識労働の生産性を高めることはできない。
つまり、資本も技術も
知識労働の生産手段にすぎない。
資本と技術が仕事の
生産性を高めるかどうかについては、
仕事の目的や、知識労働者が
いかにそれらを使いこなすかどうかの
技量にかかっている。
30年前、コンピュータ導入は
事務要員の大幅削減が可能となると信じられていた。
しかし、実際は要員数は増えたうえに、
生産性は、ほとんど向上していない。
投資は増え、人員は増え、コストが高くなっただけである。
「 生産性の向上は、より賢く働くことでしか達成できない。
ところが経済学者や技術者は、
生産性向上の鍵として、
より賢く働くことに主役の座を与えようとしない。
経済学者は資本を主役とし、
技術者は技術を主役とする。 」
~『プロフェッショナルの条件』
(Part2 働くことの意味が変わった 1章 生産性をいかにして高めるか)
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