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■第四の起業家精神の波■~ミドルテク、ローテク、ノーテク~

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おはようございます。 久しぶりの高知、快晴の朝です。 朝から母と、クロスワード。 脳活。。。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 第三の波である新産業は、 それまではわずかな量しか 生産されていなかった製品を 大量に送り出した。 それが、電力、電気機器、 電話、鉄鋼、化学品、衣料品、 自動車、航空機だった。 そして今や、われわれは、 情報と生物学によって 引き金を引かれた第四の 起業家精神の波のなかにいる。 かつての起業家精神の波と同じように、 第四の波もハイテクに限定されない。 「ミドルテク、ローテク、ノーテクを含む。  ベンチャーに限定されてもいない。  既存の大企業に起こっている。  それらの大企業にきわめて  大きな影響を与えている。  発明に限定されてもいない。  技術に限定されてもいない。」 ~『イノベーターの条件』 (Part4 問われる知識と教育 3章 分析から知覚へ~21世紀の社会と世界観)

■ITがもたらす社会的影響■~起業家精神の爆発を招く~

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おはようございます。 明るい陽射しの川崎の朝です。 GWは、全国的に好天が続きそうです。 選挙制度改正が 国会議決された。 しかし、これは部分改訂に過ぎず、 次回の衆院選挙も違憲状態で 行われることとなる。 ドラッカーは、戦後日本政治の特徴は、 ”先送り”だとした。 沈静化を待って、様子を見ながら、 できればやらない。 日本人の、熱しやすく 冷めやすい性格からなのか。 選挙年齢も引き下げられ、 状況は変化している。 いつまでも舐められているわけ ではないでしょう。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、 今日、IT(情報技術)が 社会的サービスや 企業活動に与える影響について 多くのことが言われている、 とする。 しかし、社会そのものに与える 影響こそがはるかに重大である、 と続ける。 この社会的な影響の 一つについては、 すでに広く明らかになっている。 それは、この種の変化は必ず 起業家精神の爆発を招く、 ということである。 1970年代にアメリカで始まった 今回の起業家精神の波は、 300年前のドゥニ・パパンの時代以降 四つ目のものだった。 「第一の波は、17世紀の半ばから  18世紀の初めにかけて起こった。  それは、外航船によってもたらされた  外国貿易の拡大という商業革命によって引き金を引かれた。  第二の波は、18世紀の半ばから  19世紀の半ばにかけて起こった。  今日われわれが産業革命と  呼んでいるものだった。  第三の波は、1870年ころ当時の  新産業によって引き金を引かれた。」 ~『イノベーターの条件』 (Part4 問われる知識と教育 3章 分析から知覚へ~21世紀の社会と世界観)

■新しいエネルギー源■~再び文明が生まれる~

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おはようございます。 雨の川崎の朝です。 明日からのGW、 大型連休の方も多いと思います。 気を付けてお楽しみ下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 紀元900年位まで、 中国は技術、科学、文化、文明の いずれにおいても 西洋を大きくリードしていた。 その後、西洋で、 それまで玩具にすぎなかった 水車と風車を機械に変えた。 その後200年を経ずして、 技術にかかわる歴史の主導権が 中国から西洋に移った。 そしてその700年後に、 蒸気機関が新しい技術をもたらし 同時に物理的な世界を生み出した。 1946年、コンピュータの発明によって 情報がプロセスの動因となり、 再び新しい文明が生まれることになった。 「それまで、主たるエネルギー源は  二本足の動物すなわち人間だった。  鋤をひいたのは農夫の妻だった。  ところが馬の「首あて」によって、  妻の代わりに動物をあてることが  できるようになった。」 ~『イノベーターの条件』 (Part4 問われる知識と教育 3章 分析から知覚へ~21世紀の社会と世界観)

■主役の交代■~情報がエネルギー源となる時代~

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おはようございます。 雲の多い川崎の朝です。 間もなく黄金週間、 天気はどうでしょうか。 2年ぶりに帰郷しようと思います。 好天を期待しています。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 1680年ころ、物理学者ドゥニ・パパンが、 蒸気機関を発明し、1715年には トマス・ニューコメンが、 実用蒸気機関を組み立て、 炭鉱で使った。 こうして蒸気の時代が始まった。 その後の250年間、プロセスの動因は 物理的なエネルギーとなった。 化石燃料がエネルギー源となり、 1945年に核分裂が再現され、 やがて核融合が再現された。 それが終点で、物理的なエネルギーが 主たる動因だった時代が終わりを迎えた。 その翌年の1946年、 最初のコンピュータである ENIACが登場した。 「情報がプロセスの動因、  エネルギー源となる時代が始まった。  文明に与える影響の大きさにおいて、  エネルギー源の変化を凌ぐものはない。」 ~『イノベーターの条件』 (Part4 問われる知識と教育 3章 分析から知覚へ~21世紀の社会と世界観)

■学校が負うべき責任■~その成果を明らかにする。~

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おはようございます。 明るい陽射しの川崎の朝です。 娘の出産、お腹の男の子は、 まだ出たくないと、頑張っている。 誕生は数日お預けとなった。 二度と再びお腹に戻ることはできない、 急ぐことはない、ゆっくりしておいで。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、 学校ほど、根本的な改革を 迫られている機関はない とした。 学校は、その決算、 つまり責任を負うべき成果、 報酬を得るための成果を 明らかにしなければならなくなる。 学校は責任を負うようになる。 「しかし、最大の変化、  しかもまだ何の準備も行われていない変化は、  学校が成果を約束しなければ  ならなくなるということである。」 ~『イノベーターの条件』 (Part4 問われる知識と教育 2章 学校が劇的に変わる)

■学校の顧客とは誰か。■~何を教え、何を学ばせるか。~

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おはようございます。 段々と雲の合間から青空が広がる 川崎の朝です。 娘が昨日出産のために入院した。 今日が予定日で、母子ともに 無事の出産を祈るばかりです。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 今後は多様な機関が、 それぞれ違う教育方式をもって、 挑戦者としてこの教育分野に参入してくる。 ポスト資本主義社会において、 知識が唯一の資源となるに伴い、 知識の生産者兼流通業者の 役割を持つ学校の社会的な役割と その独占的な地位は、 いずれも挑戦を受ける運命にある。 そして、挑戦者のなかの ある者は必ず成功する。 「何を教え、何を学ばせるか。  どのように教え、どのように学ばせるか。  学校の顧客とは誰か。  社会における学校の役割はいかにあるべきか。  これらの問いに対する答えのすべてが、  今後数十年の間に劇的に変わっていく。」 ~『イノベーターの条件』 (Part4 問われる知識と教育 2章 学校が劇的に変わる)

■成果の達成についての責任■~仕事のできる学校とできない学校~

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おはようございます。 雨模様の川崎の朝、 今日は仕事、頑張ってきます。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、 学校は、教育が重要な存在となったために、 自らの成果について考えるとともに、 その成果の達成について 責任をもたないわけにいかなくなった、 とする。 制度が違い学校が違えば、 この問いに対する答えは違ってくる。 しかしあらゆる国の学校が、 この問いを自ら発し、 真剣に考えなければならなくなる。 やがてわれわれは、 「生徒たちが勉強せず、できが悪いので」 との校長の言いわけを受け入れなくなる。 「知識が中心的な資源となった社会においては、  勉強しない生徒や  できの悪い生徒は学校の責任である。  仕事のできる学校とできない学校が  あるだけである。」 ~『イノベーターの条件』 (Part4 問われる知識と教育 2章 学校が劇的に変わる)

■学校の責任■~成果は何であるべきか~

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おはようございます。 曇り空の川崎の朝です。 雨模様の週末、 気をつけてお過ごし下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ われわれは、良い学校とか 良くない学校と言い、 また、一流校とか一般校と言う。 そして、一流校を卒業すると、 就職の機会も多い。 大学には、様々な種類の尺度がある。 学生の数や博士課程に進んだ者の割合や 図書館の蔵書数である。 「ところがわれわれは、  「学校の成果が何であり、何であるべきか」  との問いを発してさえいない。  間もなく、この問いについて  考えなければならなくなる。」 ~『イノベーターの条件』 (Part4 問われる知識と教育 2章 学校が劇的に変わる)

■学校とともに働く■~学校と雇用主との協力~

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おはようございます。 晴れ間の広がる川崎の朝です。 九州地方も雨も上がりました。 しばらく好天が続きますように。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、 アメリカでは、国が学校教育に 投入しているのとほぼ同額の資金を、 企業、政府、軍などの雇用主が 従業員の教育訓練に使っている、 とする。 今後実現されるべきは、 学校とこれら雇用主との協力である。 今後は、成人の高等教育についても、 学校と雇用主は協力していくことを 学ばなければならない。 既に高等教育を受けた 成人のための教育であれ、 若いときに高等教育を 受けられなかった成人のための教育であれ、 今後は、学校と他の組織の間における協力が、 一般的になっていく。 「学校は、成人やその雇用主と  ともに働くことから刺激を受ける。  同じように、成人やその雇用主も、  学校とともに働くことから刺激を受ける。」 ~『イノベーターの条件』 (Part4 問われる知識と教育 2章 学校が劇的に変わる)

■学校が教育を独占してはならない■~継続学習の場~

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おはようございます。 雲が浮かぶ川崎の朝、 午後には雨になりそうです。 娘が、出産のために我が家に帰ってきた。 4月25日、男の子、 名前も既に決まっている。 しばらく賑やかな生活になる。 人生の新たな楽しみが増えた。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、教育とはもはや 学校だけが行うものではないとする。 それは学校の独占ではなく、 学校がパートナーの一方となる 共同事業となっていくと続ける。 学校は、たがいに競争する 多くの教育機関の一つにすぎなくなる。 学校は学ぶ場であり、 職場は仕事をする場だったが、 これからはこの境界が重なりあう。 学校は、成人にとって継続の学習の場となり、 職場も、継続学習の場となる。 「これからの教育訓練は、  継続して行われるものとなっていく。  特に高度な知識を有する成人が  教育訓練の対象となる。  同時に教育訓練を行う者となっていく。  学生であるとともに教師となる。」 ~『イノベーターの条件』 (Part4 問われる知識と教育 2章 学校が劇的に変わる)

■教育制度自由化への要請■~高等教育への道を開いておく~

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おはようございます。 晴れの川崎の朝、少し冷えましたが、 日中は気温が上がります。 熊本では、まだ余震が続くなか、 多くの方々が避難生活を余儀なくされている。 乳児、高齢者、病気、ペットなど、 一人ひとりそれぞれの生活環境を 持っている方々が、避難所で 集合生活をしていれば様々な トラブルがあるでしょう。 そんな中では、どうしても お年寄りや乳幼児を抱えた家族など、 弱者がつらい目を受けることになる。 衣食住、特に住については、 国のリードなしには難しい。 国が国民の命を守るという責任を 早急に果たさなければ、 ますます犠牲者は増える。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、 今日緊急に求められているものが 教育制度の自由化であるとする。 そしてそれは、年齢にかかわらず、 誰もがいかなる教育課程にも 入れるようにすることであると続ける。 アメリカや日本のように 大学進学率の高い国でさえ、 途中で学校に行くのをやめる若者が多い。 しかし、彼らが知識労働に 必要な知的資質を欠いているわけではない。 大学進学者と彼らとの違いは、 経済的理由も多いが、 青少年という繭のなかに とどまるよりは、 早く成人になりたかったからである。 しかし10年もすると、 彼らの多くが学校に戻りたくなる。 そのとき彼らは、 強い動機のゆえに きわめて意欲的な学生となる。 彼らはさらに進んだ仕事に 就こうとしている。 これに対し、新卒の19歳の青年の多くは、 単に大学に行くよう言われたから 来ているだけである。 「人は、人生のいかなる段階にいようとも、  正規に教育を受け、  知識労働への資格を得ることが  できなければならない。  そして社会は、資格さえあれば、  年齢に関わりなくいかなる仕事にも  人を受け入れるようになる。」 ~『イノベーターの条件』 (Part4 問われる知識と教育 2章 学校が劇的に変わる)

■成人が学校に戻る■~時代遅れにならないため~

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おはようございます。 快晴の川崎の朝です。 東京地方では、午後不安定になり、 俄雨があるかもです。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ すでにアメリカでは、 医師、弁護士、技術者、企業経営者は、 時代遅れにならないために、 数年ごとに学校に戻ることが 当然となっている。 だがアメリカ以外では、 成人が正規の教育に戻ること、 特に本人が高度の知識と学位を すでに取得している分野で 高等教育に戻ることは、 例外である。 「日本では、そのようなことは  知られさえもしない。  フランスやイタリアでも同様である。  ドイツ、イギリス、スカンジナビア諸国でも   同様である。  しかしこれからは、成人が学校に戻ることが  あらゆる先進国において常識となっていく。」 ~『イノベーターの条件』 (Part4 問われる知識と教育 2章 学校が劇的に変わる)

■学校は開かれたもの■~教育の語源は「子供」~

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おはようございます。 快晴の空が広がる川崎の朝です。 熊本地震、まだ余震が続く中、 日が経つにつれ被害状況が 明らかになり、犠牲者が増える。 震源の南下も懸念されている。 引き続き厳重注意が必要です。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、これまで学校は、 成人のためのものではなかった、 とする。 英語の「ペダゴギー(教育)」の 語源「パイドス」は「子供」を意味するように、 今後も学校は,子供たちを教えていく。 しかし、学習が大人になれば 止めるものでなく、 生涯継続されるものとなるからには、 学校もまた継続学習に向けて 組織されなければならなくなる。 学校は開かれたものとならざるをえない。 これまで学校は、5歳で幼稚園、 7歳で小学校、13歳で中学校、 16歳で高等学校、 19歳で大学のように、 一定の年齢になれば、 一定の教育課程に入るという 前提のもとに組織されてきた。 従来の学校ではそれが当然とされ、 自然の法則に近かった。 「だがそれは知識の本質に反し、  知識社会、ポスト資本主義社会の要請に反する。  今日当然とされるべきは、  学校教育を受ければ受けるほど  再び学校教育が必要になるとの  新しい原則である。」 ~『イノベーターの条件』 (Part4 問われる知識と教育 2章 学校が劇的に変わる)

■学校へ戻る■~社会の中心的な機関だった。~

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おはようございます。 どんよりと雲が浮かぶ川崎の朝です。 熊本地方の地震が終息しない。 日々被害が広がっていく。 経験則からは計れない状況、 自然の猛威の前に人の無力さを痛感する。 41人の方々が犠牲になられ、 その中に大学生の若い命も含まれる。 なんとも切ない。 深くお悔やみ申し上げます。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 西洋においてはルネッサンス以降、 東洋ではそれ以前から、 学校は社会の中心的な機関だった。 だが、それは社会に付属する機関であって、 社会そのものを構成する機関ではなかった。 「学校は完結した機関だった。  学校は他の機関と連携し  合体することはなかった。」 ~『イノベーターの条件』 (Part4 問われる知識と教育 2章 学校が劇的に変わる)

■真に教えるための時間■~新しい技術による大きな変化~

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おはようございます。 熊本で余震が続く中、 今朝未明に震度6強が発生、 一昨日の大地震は余震で、 これが本震とのこと。 人知を超えた自然のメカニズムに驚かされます。 引き続き十分なご注意を。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ だがここで新しい技術が出てくれば、 大きな変化が生まれる。 新しい技術のおかげで、 教師は、型にはまった学習、 矯正のための学習、反復的な学習に、 時間のほとんどを 投入しなくてすむようになる。 もちろん教師は、 それらの学習を指導する 必要がなくなるわけではない。 これまで教師は、 その大部分の時間を 生徒のフォローアップに使ってきた。 自らの時間を教師としてではなく、 学習補助者として使ってきた。 そのような役割は、 パソコンが十分こなすことができる。 事実、人間よりもうまくこなす。 「こうして教師は、  学生、生徒一人ひとりの強みを把握し、  そこに焦点を合わせさせ、  自己実現させるよう  指導するための時間をもてるようになる。  真に教えるための時間をもつようになる。」 ~『イノベーターの条件』 (Part4 問われる知識と教育 2章 学校が劇的に変わる)

■学校にとって第一の責務■~弱みとその矯正に焦点~

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おはようございます。 久しぶりに快晴の朝を 迎えた川崎です。 熊本で大きな地震が発生し、 多くの方が被災され死傷された。 東日本大震災以来、日本列島の どこでいつ大規模地震が 起こってもおかしくないと言われてきた。 しかし、わが身の周りに 起こることではないと思っている人は多い。 あらためて思い知らされた。 被災者の方々に、お見舞い申し上げます。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ これまでの学校は、 平均的なもの以上を 身につけさせることを 行う時間がなかった。 これまで学校が誇りとしてきた優等生とは、 すべての面で平均的な基準を満たす学生である。 しかし彼らは、多くのことに 平均的な対応をできる者であり、 自己実現する者であるとはかぎらない。 これまでの学校には 他に選択の余地はなく、 基礎的な知識を 十分に身につけさせることが、 学校にとって第一の責務だった。 この責務を果たすためには、 少人数のクラスでさえ、 弱みとその矯正に焦点を 合わせなければならなかった。 「基礎となる知識について、  最低限の能力は  身につけさせなければならない。  それらの能力に不足するところがあるならば、  補わせることが必要である。  平均的なものは身につけさせる必要がある。」 ~『イノベーターの条件』 (Part4 問われる知識と教育 2章 学校が劇的に変わる)

■強みに焦点を合わせる■~はるかに上手に行う~

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おはようございます。 朝から雨の川崎の朝です。 夜の報道番組が面白くなくなった。 8と4はもとより興味ないが、 6と10が面白くない。 キャスターにも迫力がなく、 内容もマイルドになりすぎた。 政府の報道規制の発言もあり、 自粛、委縮している感がある。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、自己実現は、 それぞれの持つ強みにもとづいてこそ 成し得るものであるとする。 そして、そのことは、 美術の教師、スポーツのコーチ、 組織内の助言者ならば、 何百年も前から知っていることである、 と続ける。 強みを見出し、その強みに焦点を 合わせて進歩させることこそ、 教師と教育に関する最高の定義である。 今日の学校や教師も、 このことは承知しているが、 彼らは強みに焦点を当てて 挑戦させることができない。 弱みに焦点を当てさせている。 大学院でさえ、弱みを直すこと、 つまり平均的な人材を生み出すことに 時間を費やしている。 「自己実現とは、   前より下手でなく行えるように   なることではない。   すでに上手に行えることを、   はるかに上手に行えるようになることである。」 ~『イノベーターの条件』 (Part4 問われる知識と教育 2章 学校が劇的に変わる)

■自己実現の能力とは積み重ね■~音階の練習は退屈である。~

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おはようございます。 どんよりと雲が浮かぶ川崎の朝です。 午後には、雨の予報も。 お気を付け下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 音階の練習は退屈である。 それでもピアニストは 大家になるほど練習を繰り返す。 毎時間、毎日、毎週繰り返す。 同様に、外科医も優秀であるほど 傷口の縫い目を正確に合わせるための 練習を繰り返す。 ピアニストは、 何か月も飽くことなく音階を練習するが、 技能はごくわずか向上するだけである。 だがこのわずかな向上が、 すでに内なる耳によって 聴いている音楽を実現させる。 「外科医も、何か月も飽くことなく  傷口を縫い合わせる練習をする。  指の技能はごくわずか  向上するだけである。  だがそのわずかな向上が、  手術のスピードをあげ患者の命を救う。  自己実現の能力とは  積み重ねによるものである。」 ~『イノベーターの条件』 (Part4 問われる知識と教育 2章 学校が劇的に変わる)

■教わる者が刺激され意欲をもつ。■~動機づけとそのための規律~

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おはようございます。 昨日は、寒い一日、 今朝も冷えています。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、 ポスト資本主義社会では 継続学習が欠かせない、 とした。   そして、実際に何を行うべきかは 明らかであるとする。 事実、何百年もむかしから、 継続学習への動機づけと そのための規律は知られている。 優れた美術の教師や スポーツのコーチ、 そして組織内の 優れた助言者たちが知っている。 「彼らは、本人が驚くほどの  成果をあげさせる。  その結果、教わる者は  刺激され意欲をもつ。  特に継続学習に必須の規律を伴う訓練に意欲をもつ。」 ~『イノベーターの条件』 (Part4 問われる知識と教育 2章 学校が劇的に変わる)

■不可欠となる継続学習■~方法に関わる知識~

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おはようございます。 昨日も五月並の暖かさ、 今日はぐっと下がりそうですね。 寒暖の差が大きく、体調にお気を付け下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬   これまで基礎教育とは、 かけ算や歴史など 内容に関わる知識を意味した。 しかし、これからは 今まで学校では 教えてこなかった 方法に関わる知識が必要となる。 特に知識社会においては、 学習の方法を身につけて おかなければならない。 「内容そのものよりも、  継続学習の能力や意欲のほうが大切である。  ポスト資本主義社会では  継続学習が欠かせない。  学習の習慣が不可欠である。」 ~『イノベーターの条件』 (Part4 問われる知識と教育 2章 学校が劇的に変わる)

■学校教育における優先順位■~子供たちに自信と能力を与える。~

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おはようございます。 昨日は穏やか気候で、 日中は上着が要らないほどでした。 今日も概ね好天、 今日も五月並の暖かさ。 桜も葉桜、新緑の季節に向かいますね。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬   ドラッカーは、 これからの基礎教育は、 かつての基礎教育を はるかに超えたものと ならなければならない、 とした。 この高度の基礎教育の必要性が、 学校教育における優先順位を決定する。 高度の基礎教育を 行うことができなければ、 学校は自らに課された 重大な責務を果たせなかったことになる。 「すなわちそれは、  子供たちに自信と能力を与え、  何年かたって知識社会に出たとき、  成果をあげ何ごとかを  成し遂げられるようにするという責務である。」 ~『イノベーターの条件』 (Part4 問われる知識と教育 2章 学校が劇的に変わる)

■かつての基礎教育を超える■~成果をあげる方法~

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おはようございます。 雲は多いが明るい空気の 川崎の朝です。 自民党甘利元大臣の違法あっせん問題。 うやむやで終わるのかと訝っていたが、 動いていた。 弁護士団体の告発によるもの。 そうか、世の中の声だけでは動かないんだ。 すっきりしたが、徹底的にすっきりさせたい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬   ドラッカーは、 これまで完全に 労働集約的だった小学校さえ、 優れて資本集約的となるとした。 しかし、技術はそろったとしても、 万人のための高度の基礎教育は 大きな挑戦である、 とする。 もはや、伝統的な基礎教育の概念では 十分でない。 もちろん、読み書き算数は これからも欠くことはできない。 だがこれからの基礎教育は、 これらかつての基礎教育を はるかに超えたものと ならなければならない。 「数学的な素養も必要となる。  科学と技術の基礎的な理解も必要となる。  外国語にも通じなければならない。  さらには、組織の一員として  成果をあげる方法も  身につけなければならない。」 ~『イノベーターの条件』 (Part4 問われる知識と教育 2章 学校が劇的に変わる)

■教師の果たすべき役割■~動機づけ、指示、激励すること~

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おはようございます。 晴れ間の覗く川崎の朝です。 東京地方の週末は、好天の様ですね。 名残桜もまた良し。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬   ドラッカーは、 新しい技術がまず影響を与えるのが、 この万人のための基礎教育の領域である、 とした。 そして、 明日の学校では、 学ぶことについては 生徒自身が自らの教師となる、 と続ける。 若い生徒たちは、 パソコンによって学ぶことができる。 パソコンが道具となる。 こうして、これまで完全に 労働集約的だった小学校さえ、 優れて資本集約的となる。 「本来教師の果たすべき役割は、  動機づけし、指示し、激励することである。  教師はリーダーとなり、  相談相手となるべきものである。」 ~『イノベーターの条件』 (Part4 問われる知識と教育 2章 学校が劇的に変わる)

■高度の基礎教育を授ける■~学校にとっての社会的責務~

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おはようございます。 曇り空で暖かな川崎の朝です。 午後には強風が吹くとのこと、 花に嵐、です。 お気を付け下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬   ドラッカーは、 万人のための高度の基礎教育が 最優先されること。 これは必須の要件であるとする。 高度の基礎教育なくして、 いかなる社会も知識社会として 機能できない。 これまで学校は、 教えを受けることによってではなく、 学ぶことによって身につけられるもの、 すなわち練習、反復、フィードバックなど 行動によって学ぶべきものを 学ばせることに時間を投入してきた。 これからは、国語、数学、歴史、生物、 工学系の科目や医療の診断などの科目は、 パソコンによってもっともよく学ぶことができる。 「 学生、生徒一人ひとりに対し、  成果をあげ、貢献し、  組織とともに働く能力を  身につけさせることこそ、  学校にとっての社会的責務である。」 ~『イノベーターの条件』 (Part4 問われる知識と教育 2章 学校が劇的に変わる)

■学び教えるための機関■~学校に求められる要件~

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おはようございます。 明るい空の川崎の朝です。 今日は、暖かな一日、 満開の夜桜見物にはうってつけです。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬   ドラッカーは、 350年前につくられた学校は、 印刷された教科書のなかった それまでの学校と まったく違うものとなったとする。 そして、知識社会における学校も、 現在の学校とはまったく 違うものとなると続ける。 知識社会において 学校に求められる要件は 次のとおりである。 第一に、読み書き以上の能力、 高度の基礎教育を与えなければならない。 第二に、内容に関わる知識とともに 方法に関わる知識、ノウハウを 与えなければならない。 第三に、あらゆる学生に 継続学習の習慣を与えなければならない。 第四に、すでに高等教育を受けている者、 あるいは何らかの理由で 高等教育を受けられなかった者に 門戸を開かなければならない。 第五に、他の機関と協同する 教育のパートナーとならなければならない。 「教育は社会全体に  広がらなければならない。  企業、政府機関、NPOなど  あらゆる組織が、   学び教えるための機関となる。」 ~『イノベーターの条件』 (Part4 問われる知識と教育 2章 学校が劇的に変わる)

■一変する学び方と教え方■~資本集約的な存在~

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おはようございます。 曇り空の川崎の朝、 花曇り、ところにより弱い雨も。 春に3日の晴れなし、 悪天が続けば、やがて好天が。 週末は晴天になりそうです。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬   ドラッカーは、 ITCの革命が学校を 飲み込もうとしているとする。 そして、その結果、学び方と教え方が一変し、 教育の経済学が変わると続ける。 学校は、労働集約的な存在から 高度に資本集約的な存在となる。 さらに学校の役割と 社会的な位置づけが、 劇的に変わる。 学校は、むかしから社会の 中心的な機関の一つだった。 しかし、それは社会に 付属する機関であって、 社会を構成する機関ではなかった。 「学校が対象としたのは、  市民権をもたず、責任能力がなく、  働いてもいない子供だった。  ところが知識社会では、学校は、  成人特に高等教育をすでに受けている  成人のための機関となる。  何よりも、自らの仕事ぶりと  成果に責任を負うべき機関となる。」 ~『イノベーターの条件』 (Part4 問われる知識と教育 2章 学校が劇的に変わる)

■知識の未来を左右するもの■~仕事の基盤の移行~

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おはようございます。 雨がそぼ降る川崎の朝です。 桜流しの雨、桜の試練です。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬   ドラッカーは、 年月は要するが、 知識の位置づけの変化が与える衝撃は 十分に膨大であるとした。 そして、その衝撃のなかでも、 もっとも大きくもっとも基本的なものが、 知識そのものへの影響であると続ける。 特に仕事の基盤が知識へ移行したことが、 知識に関わる者に新たな責任を課す。 「彼らがそれらの責任を  いかに引き受けるか、  そしていかにそれを果たすかが  知識の未来を左右する。  知識そのものに未来が  ありうるかどうかを決める。」 ~『イノベーターの条件』 (Part4 問われる知識と教育 1章 知識の政治学)

■心躍る偉業。■~仕事に知識を使い始めた~

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おはようございます。 曇り空の川崎の朝、 西日本から段々雨模様。 花見はお早めに。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬   ドラッカーは、 今日、再び人類は、 大きな発展を遂げようとしている、 とする。 しかし、われわれは 仕事に知識を使い始めたが、 それは技能によって狩猟を可能にした 祖先の域までは達していない、 と続ける。 「しかし、これまでの怪し気な歩みだけを見ても、  仕事への知識の適用が  心躍る偉業であることは明らかである。  そこに秘められた可能性は、  かつての技能のそれと同じくらい大きい。」 ~『イノベーターの条件』 (Part4 問われる知識と教育 1章 知識の政治学)

■知識の未来■~われわれの直面する断絶~

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おはようございます。 花曇りの川崎の朝です。 桜満開、生憎の曇り空ですが、 一日暖かいようです。 花見ですね。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬   ドラッカーは、 直面する断絶のうち 最大のものが、 これら知識の地位と 力に関わる変化である、 とする。 紀元前2000年には、 地中海東部の潅漑文明が、 社会、政治、経済のための 機関と職業を作り上げた。 そこで、仕事の道具の ほとんどが生み出され、 そこから技能が発見され、 文明がつくり出された。 そしてそれは、つい200年前まで そのまま使い続けることになった。 「7000年前、人は技能を発見した。  その後技能が道具を生み、  才能のない普通の者に   優れた仕事をさせ、  世代を超えていく進歩を可能にした。  技能が労働の分業をもたらし、  経済的な成果を可能にした。」 ~『イノベーターの条件』 (Part4 問われる知識と教育 1章 知識の政治学)

■教育者の傲慢■~憤激と、敵意を招く~

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おはようございます。 明るい空の川崎の朝、 この暖かさで、一気に桜も開花しました。 週末は雲が多くても、雨の心配はなさそうです。 花見でにぎわうでしょう。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬   ドラッカーは、 落ちこぼれの学生は学校の責任であり、 意欲のない学生は学校の恥であり、 教師の罪であるとした。 そして、知識ある者が、 これらの責任を自発的に 引き受けることは 期待できないと続ける。 しかし彼らもまた、 彼ら以前の他の集団と同じように、 やがては責任を強制されるようになる。   「アメリカでは、今後社会の批判と、  憤激と、敵意を招くであろうものが、  教育者の傲慢である。    若者たちは、すでに反抗を始めている。」 ~『イノベーターの条件』 (Part4 問われる知識と教育 1章 知識の政治学)