■貿易省の高官■~パスポートにビザ~

おはようございます。

未明の川崎、零下の冷え込み。

雲が多い空模様ですが、
午後からは晴れ、明日の休日も快晴の様ですね。

月曜日、今週もよろしくお願いします。

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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬


おばあちゃんがブタペストにいる
長女のところへ行くと言い出したときに、
渡航手続きの困難さ故に
皆が思いとどまらせようとしたが、
誰もできなかった。


当時ドラッカーの父は
貿易省の高官であったため、
おばあちゃんはそれを利用しようと、
父には黙って貿易省の
使送担当を訪れ、
パスポートとビザをとってもらった。


しかも、20年前に他界したおじいちゃんが
イギリス人だったので、
イギリスのパスポートを手に入れたが、
他界したことは誰にも言う必要がなかった。




「その連れ合いが、チェコのプラハに、

 出張時用のアパートの部屋を

 一室持っていたことを利用して、

 チェコのパスポートも手に入れた。

 おまけにプタペストの娘に手紙を書いて、

 ハンガリーのパスポートを手に入れた。

 そしてそれぞれのパスポートにビザをもらった。」


~P.F.ドラッカー「ドラッカーわが軌跡」
(Ⅰ 失われた世界 1章おばあちゃんと二〇世紀の忘れ物)

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