■ないよりはましな基準■~小ざっぱりな下着~


おはようございます。

快晴の川崎の朝、
気持ちの良い青空が広がっています。

三連休中日、人込みは避けたいものですが
気を付けてお楽しみ下さい。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬



ドラッカーは、
たしかに、1892年の
卵のクロイツァー価格は、
あらゆるものの
価値の基準とはなりえないが、
何もないよりはましだった、
とする。


おばあちゃんには、
女性の地位や社会参画を
評価することなど
思いも及ばなかったし、
間抜けな年寄りに
できることではなかったが、
社会が男のものであり、
女としては
小ざっぱりとした下着を
身に付けるぐらいのことしか
できないことを知っていた。


しかもおばあちゃんは、
男が血眼になっているものに
価値を認めず、
連れ合いが夕食時に客と
政治や経済の話を始めると、
株のお話ならば私抜きでどうぞと
言って席を立ってしまったそうである。



「しかし、男が必要な存在であり、

 多少のことは大目に

 見てやるべきことは承知していた。

 いろいろな決まりをつくるのが

 男であることも認めていた。

 しかし、それらの決まりは、

 間抜けな女の年寄りでも、

 どうにでもなる代物だ

 ということを知っていた。」


~P.F.ドラッカー「ドラッカーわが軌跡」
(Ⅰ 失われた世界 1章おばあちゃんと二〇世紀の忘れ物)

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