■鉄砲を早く片付けなさい■~いずれが最初に発砲するか~

おはようございます。

未明の川崎、雲が多そうですね。

これから出勤時間帯は少し雨が降り、
その後段々と回復予報です。

気温もぐっと上がって
4月並の暖かさになりそうですね。

木曜日、今日も一日よろしくお願いします。

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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬


結局、入国管理の役人は
スタンプを押してしまった。


するとおばあちゃんは、続けて、
この子の手も引かなきゃならないので、
荷物を持つことはできないから、
税関まで私の荷物を持ってちょうだい、
と言った。


そのお役人は、仏頂面はしながらも、
おばあちゃんの言う通りにしてくれた。


その頃のオーストリアは、
年を追うごとに内戦状態に近くなっていた。

社会主義者が首都ウィ ーンを支配し、
カトリックの保守派が農村部を支配していたが、
いずれも譲らず、私兵を増強し、
武器を調達して最終対決に
備えている状況であった。



「問題は、いずれの側が

 最初に発砲するかだけだった。

 その日は、誰もが戸締まりをして

 家に引きこもった。」


~P.F.ドラッカー「ドラッカーわが軌跡」
(Ⅰ 失われた世界 1章おばあちゃんと二〇世紀の忘れ物)

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