■鉤十字への説教■~にきびを笑いものにする~

おはようございます。

明るい陽射しの川崎の朝です。

COVIT-19と名付けられた
新型コロナウイルス感染症の広がりが
止まらない。

対応する医師や防疫官、消防隊員も
防護対策をしていても感染する事例もある。

我々はほとんど無防備で満員電車の中で
濃厚接触状態が続く。
咳エチケットが何かを知らない者も多い。

多くの場合症状は軽いとの説明がされるが、
未知のウイルスであり、本当にそうなのかは不明。
未経験の状況に陥っていることだけは明確だ。

しかしむやみに恐れていても仕方がない。
そんな状況の週末、気を付けてお過ごし下さい。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬


1930年代に入ったばかりのこと、
ドラッカーが帰省中のある日、
クリスマスを一緒に過ごすため、
おばあちゃんをアパートに迎えに行き、
市電に乗せて家へ向かう途中の話。


その電車に、襟に大きな鉤十字をつけた
にきび面の若者が集り込んできたところ、
おばあちゃんは、席から立ち上がり、
例の傘でその若者の脇を小突き、
あなたの政治的な考えに文句はなく、
賛成できるものもあるかもしれないがと、
鉤十字を指差しながら、
こう言った。




「嫌いな人もいるってことも

  知らなくちゃだめよ。

  そんなものをつけていることは、

 にきびを笑いものにするのと

  同じことなのよ」


~P.F.ドラッカー「ドラッカーわが軌跡」
(Ⅰ 失われた世界 1章おばあちゃんと二〇世紀の忘れ物)

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