■おばあちゃん話の宝庫■~腕の立つ医者~

おはようございます。

今日は節分、暦の上では明日から春。

新しい季節に幸運を迎えるために
邪気を払おうと行う豆まきだが
目下の邪気は新型肺炎。

できる予防はしてはいるが
この感染の勢いをみると、
個人では限界がある。

しかし普通の社会生活は淡々と始まる。
今日は月湯王、満員電車での新しい一週間がスタート。

気を付けて頑張りましょう。


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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬


ドラッカーは、
おばあちゃんのアパートが、
これまたおばあちゃん話の宝庫だった、
とする。


おばあちゃんは部屋のうち二部屋を
歯医者に又貸ししていたが、
間もなく、おばあちゃんは
この歯医者と大げんかになり、
やがで持久戦に入り、ついには、
互いに告訴し合う騒ぎになった。


ところがおばあちゃんは、
その歯医者に歯を治療してもらい、
入れ歯をつくってもらっていた。


みんなが、おばあちゃんに、
家宅侵入で警察に逮捕までさせた歯医者に
どうして治療してもらったのかと聞いたところ、
次のように答えた。

 

「たしかに私は間抜けよ。

 でも、あいつが腕の立つ医者だ

 ということは知っているよ。

 そうでなければ、

 二部屋も借りることはできませんからね。

 そのうえ、近くで便利だし。

 天気が悪くても平気で、

 階段の昇り降りもないしね」


~P.F.ドラッカー「ドラッカーわが軌跡」
(Ⅰ 失われた世界 1章おばあちゃんと二〇世紀の忘れ物)

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