■分析から読みすぎへ■~想像力がありすぎた。~

 おはようございます。


快晴の川崎の朝です。


今日は一日晴れ、

日中は暖かな時間もありそうですが、

夕方には冷えてきそうです。


日曜日、良い休日をお過ごし下さい。


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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬




カール・ポランニーが

ドラッカーと出会った六年後、

大恐慌が起こり、

無職となってしまった。



そしてそれは、

カールにとって恵まれた時期ではなかった、

と続ける。



ドラッカーが彼に初めて会った

1927年の編集会議でのカールは、

当時彼の同僚たちが評したような

「読みすぎ」はしておらず、

目立つことのない物ごとの、

最初の動きをつかみ取る

特異とも言うべき能力で、

分析していたにすぎなかったが、

ウィーンを離れて漂泊の身となって以来、

彼は「読みすぎ」をするようになっていた、

とする。





「想像力がありすぎた。


 自身に政治家の経験がありながら、


 政治家の頭脳と予知能力を過大に評価し、


 あれやこれやの企みが見えてしまうのだった。」



(Ⅰ 失われた世界 6章ポランニー一家と「社会の時代」の終焉)

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