■カールの最初で最後の大著■~ベニントンの教授陣に加わる~

 おはようございます。


快晴の川崎の朝、

厳しい冷え込みです。


冬晴れは今日も続きそうですね。


火曜日、今日も一日よろしくお願いします。


----------------------



∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬




ドラッカーを通して

神の御心が動き、

カールはベニントン大学の

客員研究員として着任した。




カールの妻イローナは、

学位は持っていなかったが、

女子大生たちに

物理学を教えることになり、

その翌年の一九四二年の夏、

ドラッカー自身もベニントンの

教授陣に加わることになった。



その時ちょうどドラッカーは、

『産業人の未来』を書き上げたときだったが、

一方のカールは執筆を開始し、

聞き手と批評家を必要としていた。



その冬、戦争による燃料不足のため、

ベニントン大学では三か月の休講に入っていたため、

ドラッカーは、著作の合間で時間が余っていた。








「そこで私は、


 週に二、三回は、


 カールの魔術にかかったままの


 四歳のキャスリーンを連れ、


 バーモントの雪をかき分けて


 ポランニー夫妻の小ぢんまりした家を訪ね、


 やがて『大転換』として上梓されることになるものに


 耳を傾けることになった。


 これがカールの最初で最後の大著となった。」



(Ⅰ 失われた世界 6章ポランニー一家と「社会の時代」の終焉)

コメント

このブログの人気の投稿

■報復の天使のように■~力があるはずの分野~

■ゾフィー先生のまわりに輪■~生徒自身への関心~

■ハーケンクロイツを外した■~帽子をとっての一礼~